『アルプス 天空の交響曲 <シンフォニー> 』ペーター・バーデーレ、セバスチャン・リンデマン監督/ドイツ/93分/原題:Die Alpen - Unsere Berge von Oben/4月18日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー公開 /http://alps-tenkuu.com/
7ヶ国にまたがるアルプス山脈。その雄大な自然を最先端の空撮用カメラで撮影した映像はまるで鳥になったような爽快感だ。
鳥になって、アルプスの少女ハイジの住んでいたような山小屋をめぐり、山の頂を飛ぶ。遠くには舗装された道を走る車も見える。壮絶な自然界に住む人たちの暮らしも見せてくれる。
ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロベニア、リヒテンシュタイン、スイスの7か国にまたがる壮大なアルプス山脈を、これまで見たことのない角度から堪能させてくれた。きっとアルプス山脈も「え? こんなところも映すの ?」 と驚いているのではないかな。
使われたのは、軍事偵察目的で開発されたヘリコプター用カメラ。なんだかスパイ映画に出てきそうで穏やかではないが、ズーム機能がよく500m離れたところからでも撮影できる優れもの。偵察には持って来いの機能で、人間や動物に気づかれずに撮影できるというわけだ。
ナレーションが固く違和感があるが、(言うまでもないが)この作品は絶対に大画面で観ていただきたい。
☆ここにも温暖化の影響は出ていて、氷河は後数十年でなくなってしまうなど、勉強にもなった。