今日で楽しいシドニー生活も終わった。娘夫婦が本当によくしてくれた。始めこそ遠慮しいしいだったが後半はそれが「クセ」になってしまった。反省!
映画は去年に比べればイマイチの感はあるが、それは時の運。英語能力アップのために映画館に日参した。今日から通常の映画三昧に戻ります。
『フォーカス』グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督/アメリカ/105分/原題:FOCUS/5月1日より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー公開
騙そうとする相手の視点を操ることで犯罪を繰り返すニッキー(ウィル・スミス)。今日も有名シェフを名乗り、予約しても数ヶ月待たされるレストランで悠々と食事している。
そこに若くて魅惑的な美女ジェス(マーゴット・ロビー/女の目から見てもめちゃくちゃ美しい)から声をかけられた。話も合い、意気投合した二人だが、彼女も金持ち男の財布を狙うスリだった。だが、ニッキーは彼女の正体を既に見抜いていて「スリの極意は相手の視線(フォーカス)を操ることだ」と教える。
近年、もっとも稼いだ俳優と呼ばれているウィル・スミス。ここでは天才詐欺師になって、映画の中でもお金を稼ぎまくっている。いや、お金だけではない!美女までゲットしてしまう
何しろ、ニッキーの元には熟練した詐欺師が約30人集まっていて、手練手管とチームワークの良さで日々「カモの祭典」が続くのだ。
大それたことはやらず手堅くスリなどをする……悪いことには違いないが、「お見事!」と驚いたり、「あれ、こんな手口!注意しなきゃ」と勉強になったりで、最後までハラハラしながらも楽しんでしまった。
ウィル・スミスもいつもの役柄から離れて、ウキウキ気分で楽しげにやっていたように感じた。
☆シドニーでは娘から、スリに気をつけて、かばんは必ずチャックして、財布から現金を出す時は注意して、と外出のたびに言われていた。だけどこの作品を観て、なるほどと思った。