長い間、子どもを授からず悩んでいたパン屋の夫婦(ジェームズ・コーデン、エミリー・ブラント)は、ある日、突然訪ねてきた魔女(メリル・ストリープ)から、その原因が魔女の呪いであったことを知らされる。
呪いを解くには「森に入り三日間で〈白い牛、赤い頭巾、黄色い毛、金のように輝く靴〉を集めることが出来たら子どもを授かる」と聞かされる。二人は、子どもを授かりたい一心で森の奥へと出かけていくのだった。
同じ頃、おとぎ話の主人公たちも、ある目的を持って森へと入っていく。
赤ずきん(リラ・クロフォード)は、オオカミ(ジョニー・デップ)に狙われていることにも気付かずに、るんるん気分で森に住むおばあさんのお見舞いに。
ジャックと豆の木のジャック少年(ダニエル・ハットルストーン)は、少しでも生活が楽になるように白くてヨボヨボな牛を売りに出かけ。
シンデレラ(アナ・ケンドリク)は森の中にある実母のお墓で「舞踏会に行きたい」と祈り。
そして、黄色の長い長い髪を持つラプンツェル(マッケンジー・マウジー)は魔女によって森の中の塔に閉じ込められていた。
ディズニー映画は『アナと雪の女王』や『マレフィセント』が立て続けてヒットした。で、お次の作品は「大人ディズニー!」と宣伝する『イントゥ・ザ・ウッズ』だ。
どこが大人向け?かは観てのお楽しみだが、予習として「シンデレラ」「赤ずきんちゃん」「ジャックと豆の木」「ラプンツェル」は頭に入れておいた方がいい。
頭には入れても、それを「忘れて」観てほしい。そして、何が森の中で起こっても「笑って」観てほしい。「怒っちゃ」いけない。
と言うミッキーおばぁは「こんなのってある?」と笑う前に腹を立ててしまった。「いじくりすぎじゃない?」とも思った。
一番のところを一つだけネタバレするが、シンデレラの王子は浮気者!というくだり婚約中で浮気など「ぶちこわし!」
ま、最後は意外と丸く収まっているから「ドタバタした割には、なんだかおとぎ話的な・・・」と思った。
歌、演技とも魔女様メリル・ストリープが一番だった!