もうすぐ出産予定の若妻ミア(アナベル・ウォーリス)はとてもお人形が好き。夫のジョン(ウォード・フォートン)は、以前からほしがっていたビンテージものの高価な人形「アナベル」をプレゼントする。「まあ、ステキ、可愛いわ」と喜ぶミア。
その夜、隣の家から悲鳴が聞こえてきたのでジョンが見に行くと・・・。
このホラーは去年9月にシドニーで観たものだった。駅の壁などのこのポスターがずらりと貼ってあって「あまり気持ちいい」感じはしなかった。アナベルの目が通る人の姿を追っているようで、振り向くとこっちを見ているアナベルの目と合ってしまうのだ。
ホラーは英語がわからなくても恐怖をあおる音や様子で案外わかりやすい。だいたいのストーリーも字幕の試写でみた時とほぼ同じだった。
名古屋の試写では若妻のミアがプレゼントされたアナベル人形を見て「わあ、かわいい!」という場面で笑いが起きた。ホント、これがかわいいなどと言う気がしれない!腹話術のお人形みたいでオメメが怖い!
ホラーとしては人形の謎、カルト集団、悪霊、自然発火、不思議な住民など盛りだくさんで満足したが、どうにもわからないのは、新しい転居先の荷物の中に、捨てたはずの「アナベル」が出てきたとき「なぜ、捨てないのか・・・」と思った。ま、捨ててしまえば映画にはならないけど。
この人形「実在」しているらしく、神父によって月に2度は必ず「おはらい」をしているらしい。久しぶりにホラーらしいホラーを観た