
1981年に日本公開の撮られた『ブリキの太鼓』を最近デレクターズカット版でみて、この監督の映画だったらと思い観ました。1941年10月22日、シャトーブリアンで起こった史実を、刑を執行された人々の心情や、収容所の生活を描いていました。
武力や暗殺によって悪い連鎖が起こる。映画が映し出す17歳の少年の心が、まわりに与える影響を感じました。

「デビルス・ノット」 を観た方から、いたたまれない気持ちを引きずる所があったと言われました。それを聞いて、何がそう思わせるのかその理由なのか知りたくなりました。アトム・エゴヤン監督作品ですので、ある程度は社会派の暗い映画であると予想しては行きました。
リース・ウィザースプーンが演じた母親の嘆きが、迫真に迫っていました。
1993年5月の3人の少年が殺された事件、1994年の判決が、犯人に仕立てあげられている冤罪のような謎が残る。一体犯人は?
実話を基づくこの映画は、アトム・エゴヤン監督の「スウィート ヒアアフター(1997)」 を思い出す出来でした。
当時マスコミは、1994年日本では、「ロス疑惑」がありました。アメリカでもそれと似たような事件「O.Jシンプソンの事件」がありました。CNNニュースなどで、長く取り上げられていました。アメリカという国の長い訴訟、裁判は長引くものと知りました。
話は映画に戻りまして、コリン・ファースの役は、弁護士に提供する情報を調べる探偵 という役でした。一つの殺人事件の謎と、真実は法廷でキチンと争われているのか?という姿を描いた映画でした。

アラバマ州にある人口6000人ぐらいの田舎町、テネシー河がある場所、自然豊かな町から生まれる音楽と録音スタジオを舞台にした映画は、1970年代に絶世期を迎える時までを中心に、音楽とそこの場所の自然を表す映画となっていました。
曲名がはっきりわかる曲は「男と女が愛する時」 「スウィート・ホーム・アラバマ」 でしたが、音楽のソウルが河の精霊から聴こえるインディアンの伝承通りの所でした。「スウィート・ホーム・アラバマ」 は、このスタジオの演奏グループの名前が組み込まれているのを初めて知りました。
余談ですが、「スウィート・ホーム・アラバマ」の曲は、リース・ウィザースプーンが主演ラブコメ映画「メラニーは行く ! (2002)」 もNYで田舎のアラバマ出身の女性が故郷に帰った時、この曲が流れていました。映画と音楽を関連づけて 面白いと思いました。
お手紙とシネマジャーナルありがとうございました!
ぼくのベストテンできましたらすぐに送ります。
では、よいお年を!
良いお年をお迎えくださいね。