婚活ビジネスに失敗して、大きな借金を背負った祥子(尾野真千子)は、自暴自棄でインドネシアのバリ島に来ていた。いい死に場所はないかと岸壁をうろついていたら、謎めいた日本人のリュウ(玉木宏)に呼び止められる。
そのつながりで知り合った大法螺ふきのアニキ(堤真一)は、バリ島のみんなから「アニキ」「アニキ」と人気があった。特に子供たちとはいつも真剣に遊んでいた。
日本に帰っても借金の取立てで気持ちが休まらない祥子は、アニキの言う「語録」に、これからの人生に生きる方向をつかめればと、一緒に働くようになる。
題が『神様はパリ(巴里)にいる』と早合点していた。バリだ。
李監督お得意のコテコテだが、バリ島に妙にしっくり合っている。
アニキが億万長者という設定も「嘘〜?」と突っ込み入れたいぐらい大風呂敷で調子のよい男だから、始めからミッキーおばぁは信用していなかった。が、このお方、実在の人物とか・・・お見それいたしました
※アニキの元気が出る語録を紹介しよう。
「感謝の達人になれ」「失敗した時こそ、笑え」「人生はドラクエやぁ」「世間の常識を徹底的にうたがうんや」「世界は縁で回ってんねん」「幸せを循環させるんや」・・・日めくりカレンダーのように、たくさ〜〜んいい言葉が出てくる。
ありがとうございました。