2014年12月06日

あやかりたい!12月6日公開『日本の保健婦さん−前田黎生(あけみ)・95歳の旅路ー』

カチンコ『日本の保健婦さん−前田黎生(あけみ)・95歳の旅路−』武重邦夫監督/124分/名古屋新栄・名演小劇場、1月24日から川崎市アートセンター

1937年、日本に保健所が開設された。公衆衛生の専門スタッフとして保健婦も誕生した。彼女たちは戦前の産めや増やせよの時代から敗戦後の地域衛生を守り、その後、経済大国になった日本をも支え続けて来た。

本作の主人公・前田黎生さんは、昭和17年に名古屋の保健婦さんの第一期生になり、今や95歳になる保健婦一筋の1世紀に及ぶドキュメンタリー。

大変勉強になった!ほとんどがインタビューでのお話だったが、語り口が明瞭で前向きな人生に圧倒された。前向きというと「がむしゃら」と感じるが、疑問に思うことを素直に口にするタイプの方で「正直」なおばぁ様だった。

自分の結婚の成り行き、子供のこと、夫が亡くなってからの恋愛と苦しい別れなど切々と隠すことなく語ってくれた。名もない一女性の長い人生と日本の戦後の歩みと保健婦としての道が2時間少しのフィルムにバランス良く収まっていた。

※戦前は家々の物干しにオムツが干してあるのを頼りに、子育て家庭の衛生指導や悩みなどを聞き、定年後に勤めた給食会社では「偽装表示」、銀行では健康相談しようにも猛烈サラリーマンのため時間が取れず、翌朝には心臓麻痺で死亡・・という体験も語られていた。
posted by ミッキー at 22:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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