2014年11月20日

痛みと快感は紙一重か 12月6日公開 『メビウス』

カチンコ『メビウス』キム・ギドク監督/韓国/83分/英題:Moebius/R-18/12月6日より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開/http://moebius-movie.jp/aboutthemovie.html

父(チョ・ジェヒュン)と母(イ・ウヌ)と息子(ソ・ヨンジュ)の3人家族は裕福な家庭だが、父の浮気のために夫婦仲は無様な取っ組み合いをするほど険悪な状態だ。

父の浮気相手は近所の店員で(イ・ウヌ/一人二役)セックスの現場を見てしまう息子はあまり顔には出さないが、明らかに性を意識するようになる。夫の浮気に怒りが爆発した母親は突然狂ったように、夫のイチモツを・・・。


メビウスの意味を調べてみた。表と裏が、縁を乗り越えずにつながっている環。

始まりから、もうがく〜(落胆した顔)呆気に取られてしまった。夫婦の喧嘩としては、あまりにもアクロバット的で不自然な感じがした。

題名と監督さんのお名前だけは頭に入れていたが、他の予備知識なしで観たので「台詞なし」「母と愛人が同じ女優」ということが途中からわかってきた。

この重大な2つのことは「知らなくても」何の不自然さもなかった。叫び声、表情で言葉より雄弁に語っているし、2役演じたイ・ウヌさんは「まるで、まるで」別人。

そして可哀相に最大の被害者である息子を演じたソ・ヨンジュは2年前に東京国際で上映された『未熟な犯罪者』の少年だ。

これだけ「破滅的」な作品だから、当然、話題になると思うが、もうやだ〜(悲しい顔)悲しい映画にはハンカチを忘れずに、だが、これは「洗面器をお忘れなく」がいいかもしれない、と冗談を言ってしまったが、それぐらい覚悟のうえで楽しんで ? いただきたい。

※父役のチョ・ジェヒョンさんはキム・ギドク監督作品には欠かせない俳優さん。
※今月22日土曜から東京で始まる「フィルメックス映画祭」でもキム・ギドクの最新作『one on one』が上映される。行かないつもりだったけど『メビウス』を観てウズウズと行きたくなってきた。
posted by ミッキー at 23:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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