2014年11月18日

偽・おかまバー物語 『小川町セレナーデ』

『小川町セレナーデ』原桂之介監督
今からおよそ20年前、おかまのショーパブで舞台スタッフをしていた真奈美(須藤理彩)は、ダンサーのエンジェル(安田顕)と気のおけないいい友達として親しくしていた。だが、エンジェルが女の身体になるといってタイにいく前日に、酔っぱらった2人は1度だけ男女の関係に・・・。

そして妊娠。エンジェルにそのことを告げて別れる。その後、生まれた娘・小夜子を抱えて「スナック小夜子」を開店する。

小夜子は父親のことは知ることもなく成長して、高校卒業後は東京でひとり暮らしを始める。小さい時から「スナック小夜子」とか「スナックさん」とからかわれていたので1日も早く離れたい故郷だった。だが、恋に破れた小夜子(ぴかぴか(新しい)藤本泉)はしぶしぶ実家に戻ってくる。

その「スナック小夜子」は借金だらけで閉店間際だった。

あまり宣伝もしていなくて、愛知では中川コロナのみの上映だ。
あまり馴染みがない俳優さんが映画にしっくり溶け込んでいた。ずっとそこで生活している「生活の慣れ」が見て取れた。

1度起きたけど布団の脇にあるこたつにツルッと入る様子など普通の演出ではやらない。最後にちょっと出て来た大杉漣さんの一言だって、一つのパズルの仕上がりとしてピタッと収まっている。

監督さんは志の高くて、少し頑固な方かな?と感じたが、「自力で出来る範囲はここまでだな」とわかっている冷静さも兼ね備えている。

撮影のほとんどを占めるスナックの店がいい。うらぶれているが、手を入れればかなり素敵になる場所で、上は住居だが別入口。

そしてグッド(上向き矢印)気に入ったのが「裏口」。道はまだ泥土で、ホームセンターに売っている四角いコンクリート板を二枚ずつ置いてある案配。今時、こんな場所はなかなか望めないだろう。

台詞は曖昧な言葉がないし不必要に大声を張り上げているわけじゃない。
絶対に観て!とまでは言わないがこたつにするりお店の裏口大杉漣さんで忘れられない映画になった。

posted by ミッキー at 08:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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