早くに両親を亡くした小野寺家は、姉の小野寺より子(片桐はいり)と弟の小野寺進(向井理)の二人で一軒家に住んでいる。33歳になった進(向井理)は真面目だが不器用、数年前の失恋がいまだに引きずっている。姉のより子は40歳になるが、中学時代からずっと同じ髪型。家事一般はきっちりとしている。
日常は姉の主導になる場合が多いが、お互いを大切に思って暮らしていた。そんなある日、郵便が間違って届けられたことが発端となって、2人の生活が少しずつ変化していく。
片桐はいりさんのくるくるよく動く目、向井理の眼鏡の奥のおどおどとした目。この2人の目玉にやられた!とにかく面白い
今、結婚しない方が多いので、けっこうこういうパターンの家庭はあると思う。仲が悪くても、口を聞かなくても、どこかで暗黙の協力でなりたっているはず。その生活は結婚を急かす親がいないだけに、お互いの家事分担やテリトリーを犯さない限り、自由だから「このままでも、不自由ない」と、それこそ中年、老年になっても兄弟、姉妹、姉弟、兄妹(ま、いろんなパターンはある)が増えそうな気がする。
2人の恋話は思いがけない方向になるが、ミッキーおばぁに言わせれば、このまま2人でいいのに・・・なんて思ってしまった。(他人が入るとこうはいかない・・・)
※姉さんはとっても行動的でオマケに料理が上手い!でもお金の話が出てこない。(出てきたかな?)
「私は家事全般してるから3万、弟よ、あなたは5万、それと週一回の外食も持つんだよ」「今月、ガス代が多いわ、お風呂の2度わかしはやめて、光熱費は折半だから気をつけてね」なんていう台詞が入っていたら、もっとよかった。