2014年09月26日

ニセ家族の哀しい物語 10月4日公開 『レッド・ファミリー』

カチンコ『レッド・ファミリー』イ・ジュヒョン監督/韓国/100分/10月4日より新宿武蔵野館他にて全国順次公開/http://redfamily.gaga.ne.jp/

仲のいい家族を演じながら、韓国で任務を遂行する4人の北朝鮮スパイたち。外ではいたわり合う理想の家族を演じながら、一歩家の中に入れば北朝鮮の階級に戻る。

母を演じるリーダー・ペク・スンヘ(キム・ユミ)の命令に従いスパイ活動を行なっていて、一緒に暮らしているが、お互いを監視し合い、親しくするこなど許されないニセ家族だ。

彼らの隣の家族は言いたいことをいって喧嘩ばかりしている。始めこそ馬鹿にしていたが、嘘のない姿に次第に心を動かされてゆく。

キム・ギドグが製作総指揮、脚本、編集をしている。 

これは去年の東京国際で観た。その時の日記には

がく〜(落胆した顔)ぎゃ〜、こんなに眠い(睡眠)寝てしまうとは!始めと終わりの約10分間ぐらい観ただけ、トホホ。

「よかった!さすがキム・ギドクが脚本や製作に関わっただけある」という感想をちらちら聞くと、寝たなどとは言えなくなった。

合計20分でも感じたことを書こう。韓国に住む「寄せ集め北朝鮮スパイ」の家族構成は、祖父(ソン・ビョンホ)、息子夫婦(キム・ユミ&チョン・ウ)、中学生くらいの娘(パク・ソヨン)の4人家族。住んでいる場所はなかなか小洒落た住宅街だ。外では理想家族を演じ、内では上下関係ががらりと変わる、奥様が一番身分が上。仕事(スパイ)の不手際を厳しく責める。

老人や夫は直立して「すみません、これからは注意いたしますから本国には通知しないでください!」と緊張して言っている。が、最後の十分では本当の家族のように慰めあって…。

寝てしまったので、公開してほしい作品・・・なんて書いている。

今日は名古屋の試写だ。『レッド・ファミリー』は去年の東京国際に大居眠りなんて言うと「え、どこで寝られた?」と言われそう。だから黙っていた。

!ガーン!ガーン!なんで?また寝てしまった。真ん中の20分くらいかな・・・。ふらふら 

どんな家庭にも外の顔と内の顔がある。それを家族で「共有することが出来る」のは、今の世の中では意外と難しいと思う。それが「体制」という枠組みではっきり分かるよう描かれているが、「体制」「思想」でなくて「愛」「共感」だったら…人生における約半分以上の悩み苦しみは雲散するはずだ。そんなことをしんみりと考えた作品だった。

夫婦というかたちで、実際に日本でこうやってスパイ活動をしていた話を聞いたことがあるので、大仰には描いているが身につまされてしまう。

これを日本に置き換えて、映画を作ったらどうなるだろうか。日本だったら、家には上がらないし招待などもしない。ましてや、あんな大きな声の命令口調なら隣に筒抜けだ。やっぱり日本バージョンは無理ってことだ。

※4人スパイ一家みんなとってもいい。内、外の顔はまるで別人で、目つきや声が違っていた。
特に娘役のパク・ソヨンぴかぴか(新しい)が可愛くて、その笑顔が救いとなっていた。


posted by ミッキー at 04:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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