
17歳の高校生・ミア(クロエ・グレースモレッツ)は8歳の時からチエロを習い始めて10年。今はプロのチェロ奏者を目指していて、アメリカの最高レベルのジュリアード音楽院に入りたいと思っていた。そんな彼女には付き合いはじめて1年のミュージシャンの彼・アダム(ジェイミー・ブラックリー)がいる。
ある雪の日、ミアと一家が乗った車が事故にあう。昏睡状態のミアが目にしたのは、ベッドに横たわる自分の姿だ。親戚が集まっている、次々と家族が亡くなっていく・・・そんな辛い状況も呆然と見つめる生と死の間のミア・・・。
原作は邦題でゲイル・フォアマン著「ミアの選択」で世界的にベストセラーになった小説
なぜか意識不明の自分が、まるで生きているように行動できるのかがわからない状態の中、家族全員死亡の現実に生きようとする気持ちが薄くなっていく様子が手に取るようにわかる。
「生きるか死ぬかの選択も自分でしなければならない」という感覚だけがミアに迫ってくる。付き添ってくれているおじいちゃんの冷静な言葉、アダムのあふれる愛の言葉・・・これを聞いては生き返るしかない!と

※2日続けてアルゲリッチのピアノと今作のチェロをたっぷり聴いた。もちろんクロエ・グレースモレッツが弾いているのではない(エンドロールにチェロ奏者のお名前があったが読めなかった)が見事な弾きっぷり!
チエロと言えば『おくりびと』の本木雅弘さんだ。猛練習でチェロをものにした。だがクロエ・グレースモレッツは演技でチェリストをものにしたのだ。どちらもすごいことだ。
ミアが練習室で「
