
イギリス南西部でティム(ドーナル・グリーソン)はちょっと風変わりな両親と妹、それに伯父さんとともに暮らしていた。家族は仲が良く平穏に過ごしていた。ティム自身は自分に自信が持てず、恋人もいなかった。
ティムが21歳の誕生日を迎えた日に、父(ビル・ナイ)からとんでもない秘密を知らされた。それは、一族に生まれた男子には「タイムトラベル」の能力がある!?というものだった。
まさか!と信じることができなかったが、秘密の能力の使い方を教えてもらったら、なんと簡単に出来てしまった。
それからの彼はタイムトラベルを利用して、恋人作りに躍起になるが・・・。
これがやれたら人生苦労なし!と思いながら観たが、いくらやっても理想にはなかなか届かないはず。人間の欲は再現がないし、こんなに簡単に「今日の朝、起きたときに戻れ!」と幾度もミニ・タイムトラベルするようではこんがらがってしまわないか?と

今、豪華な家に住み、お金持ちという設定でなく、普通の平穏で暮しとなっているところが味噌。味わいのあるお父様が、今まできっと何回も何回もタイムトラベルした結果、今の生活だ。
人生にはいろんなことが起こるが、すべてに大きな意味があるのだと感じさせてくれた作品だった。
※ドーナル・グリーソンはアイルランド俳優のブレンダン・グリーソン(『アイルランドの事件簿』)の息子さん。