
今日は岐阜のロイヤル劇場にいった。ロイヤル劇場の傍には美味しいお好み焼きの店や饅頭屋があって行く度に立ち寄るのが

時期的にぴったりの映画なので40〜50人くらいの方(学生風のグループも)が来られていた。この劇場なら相当多いほうだ。
昭和20年7月26日。連合国側が出したポツダム宣言。内閣はポツダム宣言を受諾するかどうかで鈴木首相(笠智衆)をはさんで激しく議論がなされた。阿南(三船敏郎)は本土決戦と考えるが受け入れられなかった。
米内海軍相(山村聰)は、戦争を続ける国力がないと戦争を終結したいという。会議はなかなかはっきりした結論がでなかった。
そうこうしているうちに8月6日に広島に原爆が投下され、9日には長崎にも落とされた。
地下防空壕の御前会議で天皇は「これ以上戦争を続けることは、我が民族を滅亡させることになる。速やかに終結せしめたり」というものであった。
観るべき映画を観たという満足感でいっぱいになった。
1日でも早く戦争を終結していれば何万人、何十万人という命が助かったのにと思わずにはいられない。
本土決戦を最善のことと願う軍人の野蛮な目つきや物言いにぞっとしたが、こんな人がたくさんいたのだろうと想像がつく。
天皇の玉音放送までの1日をいろんな角度からリアルに捉えて描かれていた。また上映するようなチャンスがあったら是非観たいと思う。