2014年08月04日

原題は「赤鉛筆、青鉛筆」8月23日公開 『ローマの教室で 〜我らの佳き日々〜』

カチンコ『ローマの教室で 〜我らの佳き日々〜』ジョゼッペ・ピッチョーニ監督/イタリア/101分/原題:Il rosso e il blu/8月23日(土)岩波ホールほか全国順次ロードショー公開、8月30日より名古屋・名演小劇場にて上映/http://www.roma-kyoshitsu.com/

生徒に勉学の意欲をわかせようと熱心に取り組む国語の臨時教師ジョヴァンニ(リッカルド・スカマルチョ)、情熱を失ってしまった美術史の老教師フイオリート(ロベルト・エルリツカ)、細やかなことに気がつくしっかり者の女校長ジュリアーナ先生(マルゲリータ・ブイ)。ローマの公立高校教師3人の日々を描いている。

この作品は2013年のイタリア映画祭で上映された。この年のイタリア映画祭は粒揃いだった。
監督さんは『ぼくの瞳の光』『もうひとつの世界』の方で脚本も書いている。

先生たちの個人的な生活、生徒への関わりかた、教師として踏み外していけないという線上での悩み、決断が現実的にきっちりと描かれている。また、生徒1人ひとりの個性も保護者の様子も、教師がどんなに一生懸命になっても力が及ばない現実もみせてくれた。

いつも派手な格好でずる休みする女生徒が今度は「母親が死んだから休んだ」と言う。他の生徒は「嘘だ、母娘二人でいるとこ見たぞ」と言う。教師たちはあまりの嘘つきに卒業させず、退学処分にする。

本人は「学校なんか出ても出なくても、私の人生は変わらない」と平然としているが、後から真実がわかり、教師の思い込みや生徒を信じてあげられなかった後悔が臨時教師を打ちのめしていたバッド(下向き矢印)でも救いもちゃんと用意されている。

※大女優のぴかぴか(新しい)マルゲリータ・ブイさんが校長先生役。朝早く登校して、便所紙を交換、水道の蛇口を閉めて、見回りする。先生たちに授業の注意、はたまた問題の生徒の対応など・・・大変な毎日だが背筋はいつも真っ直ぐだった。
posted by ミッキー at 11:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: