
ごく普通の生活を送っていたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、付き合って日が浅いボーイフレンドに無理やり頼まれてホテルのフロントにアタッシュケースを届ける。それが発端となって、その時からマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。
下腹部に新種のドラッグの入った袋を埋めこまれる。そして国外に運ぶ手筈になっていたが、途中で見張りの男から乱暴されたのが原因で、体内にあったドラッグの一部が漏れ出すアクシデントが起こった。
『her 世界でひとつの彼女』で声だけで男を虜にしていたスカーレット・ヨハンソン。この新作では残忍とさえ思える


大体、普通の人間は10パーセントくらいしか働いていない脳(ミッキーおばぁはその半分か・・・)が、そのドラッグは20パーセント、30パーセントと覚醒していくのだ。
一瞬で外国語をマスターできたり、パソコンを2台並べて超スピードで検索したりは初歩の覚醒段階だ。
この後は、想像もできない速さで「脳の謎」に迫っていくが、パーセントが上がっていくと同時に「人間性」が失なわれていく。観ている側も驚愕の出来事が続くので、思考が停止してしまうほど。
脇の脳学者モーガン・フリーマンも、悪役のチエ・ミンシクも、刑事役のアムール・ワケドも、スーパー・パワーに目覚めたスカーレット・ヨハンソン

