
このイタリア映画は2年前のイタリア映画祭で上映された。その時の邦題は『綱渡り』だった。今回の公開では『幸せのバランス』だけど、綱渡りにも家庭生活や夫婦生活にもバランスが必要という意味かと納得。
映画祭で観たときの感想を書いてみた。
40歳になるジュリオ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は妻エレナ(バルボラ・ボブローヴァ)と2人の子どもと暮らしていた。傍目には幸せそうに見えたが、ジュリオは職場で不倫をしていて妻にばれてしまった。居心地悪いジュリオは家を出るが、おいそれと仮住まいは見つからない。
浮気した男が悪いにきまっている。でも別居して、1人であくせく働くお父さんに同情してしまう。奥さんは旦那の月収はわかっているはず。それで別居だから余分にお金もかかるのは目に見えている。
奥さんの顔が


最終的には母親は「許す」のだが「おそ〜い!」と言いたい!
もう父親は精神的に壊れている

映画が終わり会場のロビーで女の方々が「浮気したのは悪いけど奥さんの責任もあるわよね」「許すならもっと早くしなきゃ」「それなら映画にならないわよ」などおしゃべりしていた。
その会話を聞いて、また違うグループがそのお話をしていたグループに呼応するように

う〜ん、いい!

こんな雰囲気は願ってもない場面だ。 そう考えたらこの作品、私の中でちょっとレベルが
