
韓国のとある町の雨の朝、学校に登校途中で8歳の少女・ソウォン(イ・レ)は酒に酔った男に近くの物置に連れ込まれ乱暴される。そこで意識を取り戻したソウォンは、健気にも自分の携帯電話で警察に通報する…。
思いがけない事件に遭遇したソウォンとソウォンの家族、周りの人々の事件後からの出来事を描いている。
韓国の子役には舌を巻く。父親ドンフンには、名優ソル・ギョングはどこにでもいる普通の父親を演じている。これはなかなか難しいことだ。
映っているソル・ギョングをみて、始めの一瞬は「あ、ソルギョングだ」と思うが、それが過ぎたら私の頭から「ソル・ギョング」が消え、平々凡々の父親が娘のために一生懸命になる姿しかなかった。
母親ミヒ(オム・ジウォン)は全身飾り気なしのスッピン演技で怒り、悲しみ、現実の矛盾に体当たりしていた。
親子の情愛が滲み出てくる展開に久しぶりに涙が


※映画の最後に男声で
