
ブラジルの亜熱帯地域のマングローヴに囲まれた未開発の漁村。昔から貧しい村だったが、魚や貝類、カニなどが豊富のとれて、食べることには不自由しなかった。だが、今は水質汚染で村人たちは貧しい生活を余儀なくされていた。貧しさから、汚染されている貝やカニを食べるので、村人の皮膚は醜くただれている。そんなところに突然、泥沼の中から・・・。
汚染が海水を汚し、海辺の貧しい人々が魚介類を食べて身体を壊してしまう構図に、水俣病などを思い出してしまった。
画面からは、半端じゃない気持ち悪さ、汚さが伝わってくる。もう「アッパレ

だが、それだけではない。
目がつぶれ汚い皮膚を持つ老婆にも、空腹な男にも、もう怪物に食われ命絶えだえの男にも「意味不明」な言葉ははかせていない。ギャァ〜〜とかワァァァ〜とかだけじゃないところがいい。だから、登場人物を(気持ち悪いし、汚いし、臭いにおいまで感じるが)最後まで人間として観続けられた。
この作品の


ここは熱帯雨林に囲まれたブラジル南部のとある村。シルヴァ家とカルヴァーリョ家は、長い間土地をめぐって険悪な関係だった。
そんなある夜、犬がけたたましく吠えるので銃を持って外に出た父親は、ヤギが食いちぎられて殺されているのを見つける。ふと見ると何か走り去る者が・・・後を追う父親はかわいがっていた犬も惨殺されているのを目の当たりにする。
父親は悪魔のチュパカブラの仕業というが、息子たちは「バカバカしい、あれはカルヴァーリョ家の奴らの陰謀だ」と取り合わない。
そして翌日、都会に住んでいたシルヴァ家の三男のドゥグラスは臨月の妻マリアを連れて帰郷した。この田舎で出産するまでいる予定だが、あまりの田舎で不安を隠しきれない妻。それに夫の母親からも「勝手にくっつき、妊娠まで」と思われて気に入られていない。
突っ込みどころが多くて疲れた(が、こういうの嫌いじゃない)
豚肉を村に一軒しかない飲み屋に売りに行くが、その豚は、嫁が来るからと、病気だから、もうすぐ死ぬだろうと思った豚。頑固な親父は、死んだ家畜は絶対食べさせないから、死ぬ前に兄弟が殺した豚だ。
久しぶりに一家勢ぞろいでこれを食べていた(父親は銃の手入れでテーブルにつかなかった。きっと病気だと感づいていたからかな)。嫁の皿には豚の鼻の部分がよそわれていた。(もう、これで、私なら速攻帰るけど

その日の夕方に残った豚肉を田舎のレストランに売りに行き、自分ら兄弟は酒を呑んでいたが、その時「豚肉」は、既にヌルヌルヌルヌルしていて腐っているようだった。(腐り方が早すぎ)
そこに敵対するカルヴァーリョ家兄弟が入ってきて、その肉を注文する・・・しばらく、にらみ合ったり、声高に非難しあったりしていたが、突然、食べていたカルヴァーリョ家兄弟たちが緑のゲロを滝のように吐いて・・・

映画中、最初から聴こえてくる音だが、いったい何を叩いているのだろう。奇妙な音がいつも聞こえている。時には祭囃子のような音も出て来た。
妊娠中の女性が出てくるので(なぜ、こんなとこに出産をしに来るか?この疑問は最後まで分からなかった)、女性目線からすれば、ホラー好きなミッキーおばぁだって、


海辺の小さな村。漁に出た漁師ベロアは不漁の上に奇妙な形をした生き物に襲われた。腕などに大怪我をしたが誰も信じないと思い、釣れたエイを村の小さなレストラン (このレストランはチュパカブラにも出てきた/店主も常連も同じ) に売る。 ベロアはその夜、おぞましい行動をする。
最新作!イケる!これはなかなかの作品。
ブラジルの国情もバッチリ!


これは何も書かないでおこう。 観る順番はやはり公開順が1番。 1本だけならこれがオススメ。 血のシャワー大好きな

※ポルトガル語は全然わからないが、これがアメリカ語だったらきっと出ない言語の音の妙があった。
※ブラジルの田舎の風習3つ。
1・心の荒れは酒で治す(食べ物なくても

2・傷には焼きレモンが効くらしい。
3・よみがえりはフグの毒少々。