2014年05月15日

ポレポレ東中野でドキュメンタリーを2作品を観た 『A2-B-C』 『ジストニア』

カチンコ『A2-B-C』イアン・トーマス・アッシュ監督/日本
監督さんはニューヨーク生まれで、東京在住のドキュメンタリー・フィルム作家。福島第一原発で事故が発生したその11日後、取材を決意する。カメラ片手に町の様子、人々の生活を撮りはじめる。

非常時の場所ですら子供たちが無邪気に声をかけてくる。 そんな子らに親しみを覚えた監督だが「福島県内でA2判定を受けた子が、2011年には28パーセント、2012年には44パーセントに増えている」という話に愕然とする。

映画の題名になった「A2-B-C」は甲状腺に発生した嚢胞(のうほう)やしこりの大きさを判定するレベルを表しているのだ。 除染のまやかし、体制側(国、福島県、学校、国立病院等々)に怒りを感じて来た。

例えば、家の敷地内は除染で値が低くなっても門を出て道路を渡った先は山林でそこは高い数値だ。小学校は校舎校庭はそれなりに除染出来ているが周りはしていない始末。 強風の時など運動場での授業は行わないはずが、いつの間にかそんな約束はうやむやになっている。

未来を担う子らにもマイクを向けているが、「A2」と検査結果が出ていても「将来、癌になるんだって」とか「白血病で死ぬらしいよ」と言葉を返ってくるが、 その重い現実の恐怖や不安がどういうわけか伝わってこない。そのことが余計に恐ろしく感じた。


カチンコ『ジストニア』川畑友生監督/日本
神経難病ジストニアとは筋肉の異常な緊張によって、様々な運動、姿勢の異常が生じる状態で、全身性ジストニアと局所ジストニアがある。原因は大脳の働きの異常によるものと言われているが、脳卒中や脳炎の後遺症で起こる場合もある。

病状は首が傾斜したまま、まぶたが下がってくる、言葉が出ない、指が固まってしまう等々、が多く、毎日の仕事、生活が困難になる。そんな患者さんたちの日常、特にNPO法人のジストニア友の会の佐藤治子さんの局部麻酔で開頭手術を受ける様子、術中、術後をドキュメントしている。

佐藤さんは明るく活動的な女性で、難病ではあるがまだ難病指定にはなっていないジストニアの実情を訴え、難病指定を受けるべく活動している。

難病指定されている約130を調べてみたが、病名を見ても半分以上は聞いたことのない病気だった。このジストニアはまだ認定されていないが、外科的手術は時間的には長くはないが、貧しい方には高額な医療だと思う。

健康のありがたさを身にしめて感じたドキュメンタリーだった。


posted by ミッキー at 21:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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