
韓国料理のシェフ・ウォンチョル(テギョン)とネイリストのソミ(イ・ヨニ)は交際7年でやっと結婚しようとしていた。結婚したら仕事をやめるように言われた彼女は、彼には「結婚式に出られない済州島の親戚に会いに行く」と偽って済州島で行われるネイル大会に参加する。
うだつの上がらない2軍の野球コーチ・テギュ(キム・ガンウ)と泌尿器科のお医者さん・ジュヨン(キム・ギョジン)は、10年以上前に1度別れたが、縁あって結婚を決めた。
ウズベキスタン出身の若く美しいヴィカ(クジャル)と結婚が決まった花屋のゴノ(マ・ドンソク)は、「なんでこんな俺に・・・永住権ほしさじゃないのか?」などと、自信を持てず、身体にもそれが表れていた。
ウェディング・プランナーのイラ(コ・ジュニ)と泌尿器科長のデボク(イ・ヒジュン)は、互いに見せていない部分があって憂鬱になっていた。
気楽に笑って観られると思っていたが、ふと、自分の約40年前のことを思い出してしまった。誰だって、結婚前にあるんじゃないかな。いろいろ昔のことを考えながら観てしまった。
このお話は結婚式の前といっても10日前くらいだと思う。もう招待状を出してからのドタバタ。
日本なら招待状を出した後は、喧嘩や両家の意見の違いがあっても、よほどじゃないと別れるなんてことはあまりない。(今はある?)
そこは韓国映画らしく、大騒ぎして別れそうだけど元のさやにとなるカップルや、誤解が解けてしっかり結びつくカップル、本当に別れてしまうカップルもありで、最後までおばぁはハラハラしどうしだった。
※男優さんは個性的だったが、女優さんはヴィカ役のクジャルさん(自然な美しさが滲んでいた)以外は同じお顔に見えてきて、前半は話に乗れなかった。
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私は何より、ウズベキスタン女性が出てくるというので、興味津々。でも、話していたのがウズベク語じゃなくてロシア語だったので、ちょっと残念! ソウルにはウズベキスタンの人たちが固まってお店を出したりしているところがあるし、逆に、ウズベキスタンには強制移住させられた朝鮮族の人たちが多く住んでいるし、韓国とは縁の深い国ですよね。
さて、招待状も出してからの破談・・・ もう30年以上前に私の友人男性が結婚式数日前に彼女から結婚しないと言い渡され、大変だったことがあります。かと思えば、結婚式挙げて1か月後に別れて再婚した同僚男性も。これは式を挙げる前に最初の結婚を辞めるべきだった例ですね。そして、私はといえば、いざ結婚の話が出ると、マイナス面ばかり考えて、結局結婚できなかったです・・・ だからって、あそこで手を打てばよかったという人もいなかったかなぁ・・・
韓国の男優さんは個性派ぞろいで人材も豊富ですね。
イケメンさん、ちょい悪兄さん、純情おじさん、みんな芸達者で楽しませてもらいました。
私は人に言えないくらい結婚まえにもめて、、、映画を見ながら思い出したくないことなど、たくさん頭をよぎりました。