
1893年、トランシルヴァニア。
ジョナサン・ハーカー(ウナクス・ウガルデ)は、妻・ミナ(マルタ・ガスティーニ)の従姉妹ルーシー(アーシア・アルジェント)に、ドラキュラ伯爵(トーマス・クレッチマン)の屋敷で所有する蔵書の目録を作る仕事を紹介してもらう。
まずジョナサン・ハーカーだけがパスブルクという小さな村を訪れ、数日遅れて奥様のミナも到着するが、夫はルーシーの家にもドラキュラ伯爵の屋敷にもいないことを知る。
怖い物観たさなら、ちょっと物足りないかもしれないが、女優さんが皆

この若妻ミナを、素敵なドラキュラ伯爵さまが手に入れようと、まず就職先を与えて夫を誘き出して、探しに来たミナを親切に迎えて・・・という話。
素敵なドラキュラ伯爵さま

だが、ただ血を吸うドラキュラだけではなく、どこでも自由自在に空間移動できたり、「狼やカマキリ」に変身できたりする。大きな大きな緑のカマキリが画面に出たときは大笑い

血を吸ったり吸われたりする時、恍惚感を味わうらしく、怖がりながらもうっとり顔している女たち。
古めかしさ漂う色使い、テルミンの音で「ドラキュラの世界」を楽しんだ。