フランスのルーヴル美術館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」が40年ぶりに日本へ来ることになった。「モナ・リザ」の警備を任されたルーヴル同美術館アジア圏代理人の朝比奈(村上弘明)は、卓越した鑑定眼を持つ凛田莉子(綾瀬はるか)を学芸員候補として推薦した。
彼女を取材する雑誌記者・小笠原悠斗(松坂桃李)と共にパリに向かい、採用テストを受ける。彼女の卓越した才能でテストも難なく合格
もう一人の合格者・流泉寺美沙(初音映莉子)と一緒に研修を受けることになった。だが、この研修の後、頭痛や耳鳴りが起きて、莉子は鑑定眼が狂っていくのだった。
早くから予告を観ていて「面白そう!」と感が働いた作品
原作は読んでいないが、松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ。
莉子のあらゆる分野での鑑識力はすごい。まるでシャーロック・ホームズ並み。
いつも上司にバカにされて落ち込んでいる小笠原悠斗も、その鑑識のすごさに自腹で同行。
親からの就職プレゼントの高価な時計を質に入れて莉子についていくが、それもするすると見破られてしまう。
映画の最後の詰めはちょっと緩いが、莉子と悠斗が恋愛に進むのではなく「自分たちの仕事を、これからもがんばってやりましょうね」という流れなのがおばぁには嬉しい。
※日本映画としては、初めてルーヴル美術館の撮影を許可された作品。