
アメリカ東部の静かな町。レイバーデイ(労働者の日)を週末にひかえた夏の終わりのある日、情緒不安定で引きこもりがちのシングルマザー・アデル(ケイト・ウィンスレット)と13歳の息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)は、スパーマーケットで怪我をしている男・フランク(ジョシュ・ブローリン)に強引に

彼は手術をした病院から逃走した殺人犯で、決して危害は加えないから少しの間おいてくれと言う。
始めこそ恐怖で緊張していた母と息子だったが、家や車を修理し、料理を作り、ヘンリーに野球を教えてくれるフランクに、徐々に気を緩めていった。
ジェイソン・ライトマン監督さんの『サンキュー・スモーキング』『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』『ヤング≒アダルト』全部好みの作品!
たった5日間だが、ヘンリーはフランクを父のように感じ、アデルの心にもフランクに対して憎しみや恐さは消えていく。こんな会い方をして、離れがたくなる気持ちになるなんて、ちょっと考えられないけど、アデルもフランクも寂しさでいっぱいだったのだろう。
息子ヘンリーが実の父に手紙を渡さなかったら・・・
銀行にお金を引き出す時、フランクがどこかに隠れていたら・・・と思いながらも、
約20年にわたる確かな愛に

※息子ヘンリーを演じたガトリン・グリフィスの精神的に脆い母を心配そうに見つめている瞳がよかった。
※GWに映画館にこの新作を観にいって、お家で『サンキュー・スモーキング』『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』『ヤング≒アダルト』をDVDでどうぞ
