
1972年、南部の田舎町ロックヴィル。
ベトナム戦争で戦死した黒人中尉ジョンソンの亡骸と遺族支援士官レアードが町へやってくる。だが、町の墓地は白人専用だと拒否されてしまう。
両親の「ぜひ、この墓地で埋葬してほしい」という気持ちを理解したレアードは、ジョンソンが名誉の戦死だった認めさせるために、亡くなった息子の元いた部隊の兵士を一人ひとり訪ねていく。
未公開作品とは

軍隊の中でこんな仕事があるなんて知らなかった。危険な戦地で戦うのも嫌だが、大切な息子の死を報告し弔いが終わるまで面倒をみるなんてのも嫌な仕事。誰もやりたくないだろう。
遺族支援の少佐を演じるジョン・リスゴーが主役。
モーガン・フリーマンさんは、戦死した息子を迎える父親。
悲惨な戦争シーンはなく、人種差別がまだ常識として残っているアメリカ南部の田舎町の様子を描いている。
部隊の兵士を一人ひとり訪ねていくところからサスペンス

兵士たちの受け答えの中で皆同じ言葉を使ったり、弁護士を同席させろと要求されたりする中で、真実を突き止めることが両親を傷つけるのではないかというレアードの苦しみが伝わってきた。