
北朝鮮から入国や撮影許可を取るまで8ヶ月以上の交渉の末に実現したドキュメンタリー。
だが、監視人はつける、カメラは毎日点検、など条件もついている。
で、撮ったものは想像をしたことばかり。ここに出てくる人にいったい何を喋らせたいのか、何を写し撮りたかったのか・・・。
ピョンヤンの大きな公営住宅に住んでいる。アップライトだがピアノもある。
そういえば『ディア・ピョンヤン』の監督さんの兄一家にもピアノがあった。
同じような公営住宅だった。
エリート中のエリートの生活と分かっていながらも、一点だけ隠し切れない貧しさを現すシーンがあった。「停電」である。その瞬間、エリートたちの表情に一瞬だが「くそ!またか!」が見て取れた。勝手に想像した汚い言葉で

名古屋のスコーレさんではこの作品と『北朝鮮強制収容所で生まれて』も上映されている。たくさんの方が2作品を続けて観ていらっしゃるようだった。