2014年03月06日

3月6日(木曜)手先が器用でも生きていくのに不器用な男 3月29日公開 『ダブリンの時計職人』


カチンコ『ダブリンの時計職人』ダラ・バーン監督/アイルランド、フィンランド/90分/3月29日より渋谷アップリンク他にて全国順次公開/http://www.uplink.co.jp/dublin/

ロンドンで失業して、故郷アイルランドのダブリンに帰ってきた時計職人のフレッド(コルム・ミーニー)は、国の違うこともあり、年金がなかなか受け取れなく、やむなく駐車場での車生活を余儀なくされた。

そこで、同じように家出したカハル(コリン・モーガン/淋しげな表情がいい)と名乗る青年と親しくなる。
カハルからはいろんなことを教えて貰ったり、少し危ないことも経験したりして、孤独で車上生活が前向きになりはじめた。

ある日、プールで出会った未亡人のピアノ教師ジュールス(ミルカ・アフロス)に一目惚れするが、駐車場で暮らしていることが負い目になって諦めようとする。

描き方が中途半端と言っちゃえば身も蓋も無いが、それでいてなお、愛すべき中年男性だ。最後の締めくくりも温かい。

手先は器用だが生き方は不器用。体型はがっしり(ぶよぶよ?いや、がく〜(落胆した顔)がっしりとしておこう…)で頼りがいがあるようだが、小心者。 だが彼の持ち味が「人が良さそうで、危害がない」から、まあ四文字で「人畜無害」> だから若い麻薬中毒の家出青年も「いい奴見つけたグッド(上向き矢印)」だ。

お互いの共通点はこの土地に執着があり、その執着ある土地から「あまり遠くは行きたくない」という気持ちと、まだ「何とかなる」の希望だろう。

若者は薬を絶つ、フレッドは家、そして知り合ったピアノ教師の女性との淡いつながり。
それが幸せになる道すじだが、そうは簡単にいかない。

そんな状態を慌てることなく、大袈裟に描かず作られている。
良くいえば「欲張っていない作品」と言える。

女性から言わせれば、おばぁの私ですら「あの男とたまに会って喫茶店するくらいならOKだが、それ以上は無理!

家もハートたち(複数ハート)愛も大切。だがふくろお金はもっともっと大切。

それに、言いたくはないけど、生真面目な時計職人ならもっと貯金がなければおかしい…などと超現実的な映画評になってしまった。


posted by ミッキー at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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