2014年01月29日

1月29日(水曜)GAGA新作2作品もうすぐ公開 『RUSH ラッシュ/プライドと友情』 『エヴァの告白』


カチンコ『RUSH ラッシュ/プライドと友情』ロン・ハワード監督/アメリカ、ドイツ、イギリス/123分/2月1、2日先行上映決定。 2月7日(金曜)よりTOHOシネマズ日劇他にて全国ロードショー公開
http://rush.gaga.ne.jp/index.html

F1など興味のない私ですらニキ・ラウダの名前は聞いたことがある。
ニキ・ラウダの強みはマシンや機器にに精通していることだ。沈着冷静で隙がない。

酒、女に目のない愛嬌者の天才型のジェームズ・ハント(クリス・ヘムズワース)とは正反対。

その2人の運命はいろんな出来事で罵倒しあったり、周りががそれを煽ったりして険悪になるが、最後「お前がいるからここまで頑張れた」という固い友情が、誰も知らないところで静かに結ばれた。

一人で観るのも、デートでも、わいわいと仲間と・・・どんな場合でもOK。
パンチ元気が出て、「人生、やるだけのことはやらなきゃダメだな!」と思えてくる作品。スピード、爆音、喧騒の中の孤独も描かれている。

ニキ・ラウダを演じる若手ドイツ人俳優ダニエル・ブリュール。
『グッバイ、レーニン』でおなじみになったが、2007年のドイツ映画祭で観た『僕の友達』が一番好きだ。

カチンコ『エヴァの告白』ジェームズ・グレイ監督/アメリカ、フランス/118分/2月14日(金曜)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー/http://ewa.gaga.ne.jp/

1921年。病気の妹と一緒に戦火のポーランドからアメリカへ移住して来たエヴァ(マリオン・コティヤール)は、妹が入国審査で結核と診断され隔離される。エヴァも身元引き人の叔母の住所が違うなどと言われ入国を拒否されてしまう。

強制送還しかないと諦めかけていたところ、ブルーノ(ホアキン・フェニックス)という男に助けられる。彼は移民の女性たちを劇場で踊らせ、売春を斡旋する危険な男。
カトリック教徒のエヴァは娼婦へと身を落としていく。

ブルーノ、従兄弟のマジシャン、エヴァの気持ちの動きがきっちり描かれていた。真からの悪党はいない。

この時代のエリス島を経由して新天地アメリカは「近くても遠い遠い」場所。そこで身体を売るということ以外に生きるすべがなかったエヴァ。現実と神との板ばさみで苦しむ姿と言い寄る男たちに毅然とする姿が痛々しい。

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でアカデミー賞主演女優賞にぴかぴか(新しい)輝いたマリオン・コティヤールはその必死な眼差しと「妹に会いたい」「妹とアメリカで暮したい」という意志の強さを身体全体に漲らせていた。

ブルーノの従兄弟で、ブルーノ同様にエヴァに惚れているマジシャン役・ジェレミー・レナーは『アメリカン・ハッスル』の市長さん。

エリス島に行って移民博物館を訪ねてみたいが、きっとふらふら無理だろう。だから古本屋でエリス島の歴史本をわーい(嬉しい顔)探そう。
posted by ミッキー at 14:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: