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F1など興味のない私ですらニキ・ラウダの名前は聞いたことがある。
ニキ・ラウダの強みはマシンや機器にに精通していることだ。沈着冷静で隙がない。
酒、女に目のない愛嬌者の天才型のジェームズ・ハント(クリス・ヘムズワース)とは正反対。
その2人の運命はいろんな出来事で罵倒しあったり、周りががそれを煽ったりして険悪になるが、最後「お前がいるからここまで頑張れた」という固い友情が、誰も知らないところで静かに結ばれた。
一人で観るのも、デートでも、わいわいと仲間と・・・どんな場合でもOK。

ニキ・ラウダを演じる若手ドイツ人俳優ダニエル・ブリュール。
『グッバイ、レーニン』でおなじみになったが、2007年のドイツ映画祭で観た『僕の友達』が一番好きだ。

1921年。病気の妹と一緒に戦火のポーランドからアメリカへ移住して来たエヴァ(マリオン・コティヤール)は、妹が入国審査で結核と診断され隔離される。エヴァも身元引き人の叔母の住所が違うなどと言われ入国を拒否されてしまう。
強制送還しかないと諦めかけていたところ、ブルーノ(ホアキン・フェニックス)という男に助けられる。彼は移民の女性たちを劇場で踊らせ、売春を斡旋する危険な男。
カトリック教徒のエヴァは娼婦へと身を落としていく。
ブルーノ、従兄弟のマジシャン、エヴァの気持ちの動きがきっちり描かれていた。真からの悪党はいない。
この時代のエリス島を経由して新天地アメリカは「近くても遠い遠い」場所。そこで身体を売るということ以外に生きるすべがなかったエヴァ。現実と神との板ばさみで苦しむ姿と言い寄る男たちに毅然とする姿が痛々しい。
『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でアカデミー賞主演女優賞に

ブルーノの従兄弟で、ブルーノ同様にエヴァに惚れているマジシャン役・ジェレミー・レナーは『アメリカン・ハッスル』の市長さん。
エリス島に行って移民博物館を訪ねてみたいが、きっと

