
自称実業家のマイク(チャニング・テイタム)は、若い男たちが

ある日、偶然知り合った19歳のアダム(アレックス・ペティファー)に、女性をひきつける魅力があると感じたマイクは、彼をクラブに連れてゆく。マイクの予想どうり、アダムは素人ながら即興で踊ったのがうけてクラブの一員になる。
よっぽどじゃないと見られない「若い男たちが華やかに踊るストリップ・ショー」で

細〜いパンティ(?)の紐にお客が10ドル札などを挟み込んでキャーキャー叫んでいた。あんなに激しく踊るのに、うまく「肝心なもの」が見えないように工夫してあるので2度びっくり!

マイクは本当の恋に目覚め、一方の瞬く間にスターになったアダムは堕落していく人生模様が、現実をふまえて描かれていた。目の保養?+人生の転び方、再生の方法もたっぷり堪能できた。
※主演のチャニングが駆け出し俳優だった頃に、フロリダで男性ストリッパーとして生計を立てていた実体験からアイデアを得た作品だとか、どおりで鮮やかな動きだった!
※『リンカーン弁護士』『ペーパーボーイ 真夏の引力』のマシュー・マコノヒーが、最後、見事に自らの


監督・脚本は『テイク・シェルター』で第64回カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを獲得したジェフ・ニコルズ。そして『テイク・シェルター』の主役マイケル・シャノンは『MUD−マッド−』では、ネックボーン少年を育てている叔父さんをちょうどいい距離感で好演していた

あらすじと感想は「1月18日のミッキーの毎日・映画三昧」に書いたが、DVDでもう一度見た感想。
14歳のエリス(タイ・シェリダン)少年の心の動きがよく分かった。
この少年の父母は離婚の話が進んでいる状態なのだ。一緒に暮していていがみ合っていて、気持ちもばらばらな両親と、マッド(マシュー・マコノヒー)が最愛の女性ジュニパーに対して抱く深い愛に感動を覚えたのに違いない。
離れていても愛し合っているマッドとジュニパー。会って愛を確認しなくても分かり合えている二人。映画中では遠くから見つめあうだけの二人だったが、このシーンは切ない。
いまは、東京・渋谷のみの公開だが、2月15日からは名古屋・名演小劇場 大阪・シネ・リーブル梅田で上映される。ぜひご覧ください
そして話は前後するが『マジック・マイク』でマッチョなストリッパーを演じた後が2月22日に公開する『ダラス・バイヤーズクラブ』だ。

1985年、アメリカのテキサス州。電気工でロデオ・カウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、多くの女性と日常的に激しいセックスをしていたが、あまりにも体調が悪く、ある日気を失ってしまう。担ぎ込まれた病院で目覚めた彼に「HIV陽性で余命30日」と医師に言われる。
冗談だろ!と大笑いするロンだが、そのうち猛然とエイズについて勉強し始める。
『マジック・マイク』ー『ダラス・バイヤーズクラブ』=21
この数はマシュー・マコノヒーが落とした体重のキロ数。
げっそり痩せて、目だけ異様にぎょろついた形相は痛々しいのを通り過ぎていた。
役作りとは言え、ファンとしては複雑だ。
同じくエイズ患者でトランスセクシュアルのレイヨンを演じるジャレッド・レトさんは『チャプター27』の太った犯人役・・・どう見たって同一人物に見えない。ひょっとして人を間違えているかもしれないという不安がある。
ロンはアメリカでは認可されている治療薬では余計悪くなるという話を聞き、メキシコまで、未認可医薬品やサプリメントを探しに行く。
そして・・・この先は是非劇場でご覧ください!
ロンは実在の方で「余命30日」がどれだけ長生きしたかもヒミツ。