🎬『KIDDO キドー』ザラ・ドビンガー監督、脚本/オランダ/91分
オランダの児童養護施設で暮らす11歳の少女ルー(ローザ・ファン・レーウェン)に、離ればなれになっていた母カリーナ(フリーダ・バーンハード)から突然の連絡が入る。
自分はハリウッドスターだというカリーナは、喜ぶルーを無断で施設から連れ出し、ポーランドに住むおばあちゃんのところへ行くと言う。
カリーナにはルーとずっと一緒に暮らすための、ある計画があった。
そんな母の型破りな言動に戸惑いながらも、一緒にいたい一心で、母に着いていくルーだったが……。

いい映画だった。終わりは幸せなものではなかったけど、これで良いんだと納得した。もう一本見る予定だったけどやめて家まで「あれからどうするのかな」と考えながら歩いた。
常識なしのいい加減な母親(でも行動力だけはある)、無断で施設を抜け出してきてその事が頭から離れない女の子だが、お互いに強く強く愛していることがわかる。
2人の1週間ぐらいの濃密な思い出が「宝物」になるような気がする。