世界で14億人以上の信徒が存在するキリスト教最大のカトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。
新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人以上の候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた場所で極秘の投票がスタートする。
票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめく中で、選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿（レイフ・ファインズ）は、バチカンを震撼させるある秘密を知るが……。
第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督の新作。第97回アカデミー賞では作脚色賞を受賞。
見応えたっぷり。レイフ・ファインズの抑えた演技が良かった。法皇がお亡くなりになってからの扱いがさっぱりすぎて、3分でもいいから、その儀式を垣間見たかった。
最後の5分、やっぱりこうくるか……と少しがっくり。今風といえばそうなんだけど…… 男たちの中で「女性」をいろんな意味で描く要素として作られているのかと考えて納得した。
