メキシコシティの若き女性弁護士リタ(ゾーイ・サルダナ)は、麻薬カルテルの!ボスであるマニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)に拉致されてアジトに連れて行かれ「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼をお金の糸目をつけない条件を提示されてやむなく承諾する。
リタは完璧な計画を立て、マニタスが性別適合手術を受けるにあたって生じる、さまざまな問題を解決して、マニタスは無事に過去を捨てて姿を消すことに成功する。
それから4年後、イギリスで新たな人生を歩んでいたリタの前に、エミリア・ペレスという女性として生きるマニタスが現れるが……。

★カンヌ国際映画祭ではアドリアーナ・パス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、セレーナ・ゴメスの4人が女優賞を受賞。特にエミリア・ペレス/マニタス役を演じたカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において初めてトランスジェンダー俳優として女優賞を受賞した。
★第97回アカデミー賞では助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)と主題歌賞の2部門を受賞した。