1940年、ベルリン。ユダヤ人である18歳のステラ・ゴルトシュラーク(パウラ・ベーア)は、アメリカでジャズシンガーになることを夢見ていた。
3年後、工場で強制労働の日々を送っていた彼女は、ユダヤ人向けの偽造パスポートを販売するロルフ(ヤニス・ニーブナー)と出会い、恋に落ちる。
家族や同胞たちが隠れて生活するなか、ステラはロルフの手伝いをしながら街を自由に歩きまわっていた。
やがてゲシュタポに逮捕された彼女は、アウシュビッツへの移送を免れるため、ベルリンに隠れて暮らすユダヤ人の逮捕に協力するが……。

真実を知るとステラのことを責めることは出来ない。ずっと前に観た映画で「戦後調べてみたら 私たち家族を密告したのは同じ街区のユダヤ人同胞仕立て屋だった」というストーリーのものがあった。
どの戦争の時でも敵味方関係なくいろんな面で人生が大きく変わる。戦争の無惨さを、1人の女性を通して描かれていた。