新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンした2020年。
リモートワークのきっかけで、東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ。何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の漁村で気楽な「移住」をスタート。
仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た個性的な晋作に、土地の人たちは気が気でない。だが交流にとまどいながらも、彼は持ち前の性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが……。

『正欲』の岸善幸監督、脚本は宮藤官九郎。原作は楡周平の同名小説の映画化。コメディ要素が詰まっている。
菅田将暉の飄々とした演技で楽しませてくれた。ヒロインの(井上真央)過去の出来事もストーリー展開のアクセントになっている。
田舎と都会、コロナ禍、震災なども織り込まれている。