新学期の春、私立灰嶺学園の2年D組に、生徒24人と担任教師、あわせた全員の明確な順位を記した「序列」が届けられる。
犯人がわからないままで半年が過ぎたころ、序列1位の姫山椿が、校内のトイレで謎の死を遂げる。
数日後、クラスの全員に姫山から遺書が届いたことをきっかけに、彼らの本性が次々と露わになっていく。

初試写。題名に惹かれて参加したが若い子向けの作品と知ってがっかり。ところが、ところが、これしっかりとストーリーが練られていて大満足。
生徒24人がみんな主役って思っても過言ではなく、構想の確かさ、脚本の綿密さに驚いた。
ミッキーの中高生時代は1クラス55人ぐらいで、ほんの10人ぐらいが目立っていて、あとは先生に名前さえも覚えてもらえなかった。目立つ子は勉強ができる、走るのが速い、ケンカの強い子(乱暴な子)、可愛い子たち。
どこにも当てはまらないミッキーは、摩擦もなくて学校ではぼんやりとけっこう幸せな記憶が多い。今の子たちは大変だなーと同情する。