とうとう大晦日。掃除も買い物も終わっておせちも届いて、あとは娘が来て蕎麦入りの鍋を食べるだけ。今年一年いろんなことがあったけど、どうにか「生きていて映画も見続けられている」ことを嬉しく思っている。
12月3日 センチュリーシネマズ24周年記念イベントのお知らせhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241203-1.html
12月3日 ここはみんなで暮らし、みんなで育つ場所 12月6日公開『大きな家』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241203-1.html
12月4日『十一人の賊軍 』109シネマズ名古屋にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241204-1.html
12月6日 12月6日公開映画『うちの弟どもがすみません』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241206-1.html
12月7日 12月6日公開映画『劇場版 ドクターX』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241207-1.html
12月8日 12月6日公開映画『どうすればよかったか?』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241208-1.html
12月10日『クラブゼロ』ミッドランドスクエアシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241210-1.html
12日11日『ホワイトバード はじまりのワンダー』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241211-1.html
12月12日 Netflix『心の声を見つけて マケイラからの手紙』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241212-1.html
12月14日 12月13日公開映画『小学校 それは小さな社会』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241214-1.html
12月14日 12月13日公開映画『太陽と桃のhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241214-1.html
12月15日 べヴィメタ野郎の珍道中!12月20日公開『ヘヴィ・トリップII 俺たち北欧メタル危機一発!』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241215-1.html
12月17日『市民捜査官ミッドランドスクエアシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241217-1.html
12月18日『30歳まで童貞だと魔法使いになれる』『ロボット・ドリームズ』ミッドランドスクエアシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241218-1.html
12月20日 12月20日公開映画『型破りな教室』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241220-1.html
12月21日 お正月映画に是非❗️12月30日公開『グランメゾン・パリ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241222-1.html
12月23日『お坊さまと鉄砲』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241223-1.html
12月25日『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』センチュリーシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241225-1.html
12月26日 センチュリーシネマ24周年記念イベントのお知らせhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241226-1.html
12月27日 12月27日公開映画『私にふさわしいホテル』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241227-1.html
12月28日 12月27日公開映画『占領都市』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20241228-1.html
12月30日 今年最後の映画『ペパーミントソーダ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/507782117.html
12月31日 みなさま 良いお年をお迎えください 2024年12月のブログ・リストhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/507842570.html
2024年12月31日
2024年12月30日
今年最後の映画『ペパーミントソーダ』
🎬『ペパーミントソーダ』ディアーヌ・キュリス監督、脚本/フランス/101分/センチュリーシネマにて
1963年。パリのアパートで母親と暮らす13歳のアンヌと15歳の姉フレデリックは、厳格な女子校リセ・ジュール・フェリー校に通っている。
ある日、アンヌは姉とボーイフレンドのマルクの間で交わされた手紙を盗み見し、クラスメイトにマルクが自分のボーイフレンドだと嘘をつく。セックスについて興味があるアンヌと友人たちは、男女の愛について真面目に語りあう。
アンヌは問題ばかり引き起こすにで母親から寄宿学校に入れると言われてしまう。
『サガン 悲しみよこんにちは』で知られる女性監督ディアーヌ・キュリスが1977年に発表した長編デビュー作。監督の少女時代の体験をもとにした青春映画。
日本公開は2024年12月。
シネマスコーレの『人肉ラーメン』を最後の締めくくりにしようと思っていたが、これにして本当よかった。映画中でケネディ大統領が射殺されたというニュースが流れていて、ミッキーも高校生だったのでこの姉妹も今は同じ年代という親近感もあった。
妹のアンヌは長いセリフ(教室でテロの時の様子を話している場面)に素晴らしい才能の持ち主とわかった。今はどうしているんだろうか。
学校の様子もユニークで、女の校長がミンクのコートを着て体育指導をしていたり、融通に効かない守衛さんがいたりして、フランスらしい皮肉もあって、観終わって豊かな気持ちになった。もう一度観たいぐらいだ。
1963年。パリのアパートで母親と暮らす13歳のアンヌと15歳の姉フレデリックは、厳格な女子校リセ・ジュール・フェリー校に通っている。
ある日、アンヌは姉とボーイフレンドのマルクの間で交わされた手紙を盗み見し、クラスメイトにマルクが自分のボーイフレンドだと嘘をつく。セックスについて興味があるアンヌと友人たちは、男女の愛について真面目に語りあう。
アンヌは問題ばかり引き起こすにで母親から寄宿学校に入れると言われてしまう。
『サガン 悲しみよこんにちは』で知られる女性監督ディアーヌ・キュリスが1977年に発表した長編デビュー作。監督の少女時代の体験をもとにした青春映画。
日本公開は2024年12月。
シネマスコーレの『人肉ラーメン』を最後の締めくくりにしようと思っていたが、これにして本当よかった。映画中でケネディ大統領が射殺されたというニュースが流れていて、ミッキーも高校生だったのでこの姉妹も今は同じ年代という親近感もあった。
妹のアンヌは長いセリフ(教室でテロの時の様子を話している場面)に素晴らしい才能の持ち主とわかった。今はどうしているんだろうか。
学校の様子もユニークで、女の校長がミンクのコートを着て体育指導をしていたり、融通に効かない守衛さんがいたりして、フランスらしい皮肉もあって、観終わって豊かな気持ちになった。もう一度観たいぐらいだ。
2024年12月28日
12月27日公開映画『占領都市』伏見ミリオン座にて
🎬『占領都市』スティーヴ・マックイーン監督/イギリス、オランダ、アメリカ/251分
オランダの首都アムステルダム。運河が流れる美しいこの街には、第二次世界大戦中の1940年5月から5年間、ナチスの占領下に置かれ、その時の恐怖の記憶が潜んでいる。
その間、人々は自由を奪われ、多くのユダヤ人が犠牲になった。強制収容所へ移送された者は10万7千人。その内10万2千人が虐殺されたとされている。
第86回アカデミー賞で作品賞など3部門を受賞した『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督は、歴史家の妻ビアンカ・スティグター著「Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)」を原作にして、251分のドキュメンタリーを作った。
長いもの好きなミッキーだが、このドキュメンタリーは長いだけではなかった。
美しく整った街並み、趣のある重厚な建物、公園近くだろうか子どもたちの遊んでいる声、買い物する人たち……ニュースではコロナの警戒放送が流れている。
そんな映像の中、ナレーション(メラニー・ハイアムズ)が淡々とナチス占領下で起こったことを教えてくれる。
途中、10分の休憩があったが、その後、なぜか緊張感が崩れて一部寝てしまった。
この作品を今年最後の映画にしてもいいなと思いながら劇場を出た。名古屋伏見近辺を歩いているときに「御園座も大須観音も第二次世界大戦の時はどんなだったもだろうか、住んでいた人はどうしのだろう……」とふと思った。
占領されていなくても、その都市や街にはいろんなところに過去の戦争の記憶が潜んでいると教えてくれた作品だった。
オランダの首都アムステルダム。運河が流れる美しいこの街には、第二次世界大戦中の1940年5月から5年間、ナチスの占領下に置かれ、その時の恐怖の記憶が潜んでいる。
その間、人々は自由を奪われ、多くのユダヤ人が犠牲になった。強制収容所へ移送された者は10万7千人。その内10万2千人が虐殺されたとされている。
第86回アカデミー賞で作品賞など3部門を受賞した『それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーン監督は、歴史家の妻ビアンカ・スティグター著「Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)」を原作にして、251分のドキュメンタリーを作った。
長いもの好きなミッキーだが、このドキュメンタリーは長いだけではなかった。
美しく整った街並み、趣のある重厚な建物、公園近くだろうか子どもたちの遊んでいる声、買い物する人たち……ニュースではコロナの警戒放送が流れている。
そんな映像の中、ナレーション(メラニー・ハイアムズ)が淡々とナチス占領下で起こったことを教えてくれる。
途中、10分の休憩があったが、その後、なぜか緊張感が崩れて一部寝てしまった。
この作品を今年最後の映画にしてもいいなと思いながら劇場を出た。名古屋伏見近辺を歩いているときに「御園座も大須観音も第二次世界大戦の時はどんなだったもだろうか、住んでいた人はどうしのだろう……」とふと思った。
占領されていなくても、その都市や街にはいろんなところに過去の戦争の記憶が潜んでいると教えてくれた作品だった。