朝から名古屋は冷たい雨 でも気分は上々。見過ごしていた映画が岐阜でやっているのでMEITETSU電車に乗って岐阜へ。いつも行く古着屋さんにも行ってみたい。
🎬『西湖畔(せいこはん)に生きる』グー・シャオガン監督、脚本/中国/115分
最高峰の中国茶・龍井茶の産地である西湖のほとりに暮らす母タイホア(ジアン・チンチン)と息子ムーリエン(ウー・レイ)。
ムーリエンの父は10年前に行方不明になって、母のタイホアが茶摘みの仕事をしながら、息子を大学に学ばせ育て上げた。ムーリエンは早く仕事を見つけて母を安心させたいと願うが上手くいかない。
一方のタイホアも茶畑の主人チェン(チェン・ジエンビン)と親しくなるが、チェンの母の怒りで茶畑を追い出されてしまう。やがてタイホアは親友の誘いで、詐欺ビジネスにのめり込んでいく。
『春江水暖 しゅんこうすいだん』で世界から注目された中国のグー・シャオガン監督の2作品目。原題が草木人間。
期待を裏切られたというほどではないが、気持ちを高揚させるマルチ商法の大声、豹変する母親等々で、ストーリーの先が読めた。
山々の美しい風景、透明な自然音で気持ちは落ち着いたが、有名俳優がほとんど出ていなかった地味で静かな前作の良さを感じることはなかった。