🎬『破墓 パミョ』チャン・ジェヒョン監督、脚本/韓国/134分
巫堂ファリム(キム・ゴウン)と弟子ボンギル(イ・ドヒョン)は、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な大の金持ち家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。すぐに、先祖の墓が原因だと気づいた。
その話を聞きつけた風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)も仲間に加わり、4人はお祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていて……。
チェ・ミンシクさんが出ていて、韓国で観客動員1200万人の大ヒットとチラシに書いてあったので観たが、長いし暗いし……後半に日本による韓国併合という歴史が出てきて、複雑な気持ちに。
主役4人のバランスがよく、暗い山中や風景のカメラも良かったが、墓から出てきたとされる物体が納得できない造形物だった。
2024年10月18日
2024年10月17日
西田敏行さん逝く
俳優、歌手の西田敏行さんが10月17日にお亡くなりになった。太めのお体とにっこり笑ったお顔がとっても温かい雰囲気で楽しませてくれた方。主演映画をほぼ全部観ているが、ミッキーの一番は『任侠学園』
🎬『任侠学園』木村ヒサシ監督/119分/2019年10月公開
困っている人をほっとけない義理と人情に厚すぎるヤクザ阿岐本組組長(西田敏行)は社会問題や文化的事業に目がなく、次から次へと厄介な頼みごとを引き受けてしまう。
今度は経営不振の高校の建て直し。阿岐本組NO.2の日村(西島秀俊)は学校には良い思い出がないので関わるのは嫌だったが、親分の頼みは断れないので、子分たちを連れて学園に向かう。しかし校長を始め教員たちまでが事なかれ主義で、生徒たちはイマドキの無気力・無関心の高校生だった。
とっても楽しめた。脚本がいいのか組長の西田のしゃべりがいいのか、納得のいく言葉に頷きなから観た。
これはシリーズ化もありだなぁと思っていたら、最後エンドロールあとに、電話がかかってきて「今度の仕事は温泉ですか」と西島さんが答えて劇場に明かりがついた。
乗っ取られた学園も実際にあって理事長がかわる事例はあるにはあるが、温泉地なら熱海、伊豆方面だけでも少なくとも二ヶ所は乗っ取られた事件を知っている。だから事例には困らないはずだ。原作に「任侠温泉」がなくてもシリーズ化してほしい。もちろん西西コンビで。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
🎬『任侠学園』木村ヒサシ監督/119分/2019年10月公開
困っている人をほっとけない義理と人情に厚すぎるヤクザ阿岐本組組長(西田敏行)は社会問題や文化的事業に目がなく、次から次へと厄介な頼みごとを引き受けてしまう。
今度は経営不振の高校の建て直し。阿岐本組NO.2の日村(西島秀俊)は学校には良い思い出がないので関わるのは嫌だったが、親分の頼みは断れないので、子分たちを連れて学園に向かう。しかし校長を始め教員たちまでが事なかれ主義で、生徒たちはイマドキの無気力・無関心の高校生だった。
とっても楽しめた。脚本がいいのか組長の西田のしゃべりがいいのか、納得のいく言葉に頷きなから観た。
これはシリーズ化もありだなぁと思っていたら、最後エンドロールあとに、電話がかかってきて「今度の仕事は温泉ですか」と西島さんが答えて劇場に明かりがついた。
乗っ取られた学園も実際にあって理事長がかわる事例はあるにはあるが、温泉地なら熱海、伊豆方面だけでも少なくとも二ヶ所は乗っ取られた事件を知っている。だから事例には困らないはずだ。原作に「任侠温泉」がなくてもシリーズ化してほしい。もちろん西西コンビで。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
2024年10月16日
リベンジに燃えるシンデレラ 10月25日公開『シン・デレラ』
🎬『シン・デレラ』ルイーザ・ウォーレン監督、製作/イギリス、アメリカ/82分/10月25日より新宿ピカデリー、ミッドランドスクエアシネマにて全国ロードショー公開
継母と義理の姉たちから召使い同様に扱われ、虐待までされ日々苦しんでいるシンデレラ(ケリー・ライアン・サンソン)。そんなある日、庭で見つけた不思議な本を読むと、彼女の前に魔法使いのフェアリーゴッドマザーが現れる。
のぞみを三つ叶えてあげるという言葉に「舞踏会で王子様と踊りたい」と願ったシンデレラは、魔法の力によって舞踏会場に行くが、憧れの王子や継母たちは、舞踏会に参加している人々の前でシンデレラのドレスを剥ぎ取り、全裸にして面白がって嘲笑する。
辱めを受けたシンデレラは復讐を誓い、ガラスの靴を凶器に変え、邪悪な人間たちを残虐な手段で次々と……。
ディズニーのシンデレラのイメージがガラガラっと崩れてしまった。無垢、大人しい、ひっそり我慢してる……のシンデレラが、この作品では、ちょっと気の強く、言うべきことは言う女(少女とはいえない)になっていた。
今風のシンデレラと思えばいいのだが、やることが容赦なくて「やめてー」と叫びたくなった。
★王子様も意地悪で女好きとなっているのでびっくり。
継母と義理の姉たちから召使い同様に扱われ、虐待までされ日々苦しんでいるシンデレラ(ケリー・ライアン・サンソン)。そんなある日、庭で見つけた不思議な本を読むと、彼女の前に魔法使いのフェアリーゴッドマザーが現れる。
のぞみを三つ叶えてあげるという言葉に「舞踏会で王子様と踊りたい」と願ったシンデレラは、魔法の力によって舞踏会場に行くが、憧れの王子や継母たちは、舞踏会に参加している人々の前でシンデレラのドレスを剥ぎ取り、全裸にして面白がって嘲笑する。
辱めを受けたシンデレラは復讐を誓い、ガラスの靴を凶器に変え、邪悪な人間たちを残虐な手段で次々と……。
ディズニーのシンデレラのイメージがガラガラっと崩れてしまった。無垢、大人しい、ひっそり我慢してる……のシンデレラが、この作品では、ちょっと気の強く、言うべきことは言う女(少女とはいえない)になっていた。
今風のシンデレラと思えばいいのだが、やることが容赦なくて「やめてー」と叫びたくなった。
★王子様も意地悪で女好きとなっているのでびっくり。