2024年10月28日

リアルとバーチャルの間で. 11月8日公開『本心』

🎬『本心』石井裕也監督、脚本/122分/11月8日よりTOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー公開

「大事な話があるの」と言い残して死んだ母・秋子(田中裕子)が、実は「自由死」を選んでいたとわかる。

幸せそうに見えた母が、なぜ自ら死を望んでいたのか、どうしても母の本心が知りたい一人息子の朔也(池松壮亮)は、テクノロジーの未知の領域に足を踏み入れる。

母の生前のデータをAIに集約させ、仮想空間上に「人間」を作る技術VF(ヴァーチャル・フィギュア)を開発している野崎(妻夫木聡)の「本物以上のお母様を作れます」という言葉に、不安を覚えながらも、VF制作のデータ収集のため母の親友だったという女性・三好(三吉彩花)に会う。

そうして「母」は完成。

朔也は特製ゴーグルを装着すればいつでも母に会えた。災害にあって住む家がなくなった三好を同居させ、他愛もない日常を取り戻していくが、VFは徐々に「知らない母の一面」をさらけ出していく……。

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『スマホを落としただけなのに 最終章  ファイナル ハッキング ゲーム』では人間剥製が出てきて『本心』では亡くなった方のバーチャル、はたまた「自由死」などで暗い気持ちになった。

近未来の設定だが5年先ぐらいの出来事として描かれている。5年先ならミッキーは生きていそう。娘たちがお母さんの「本心」を知りたいとバーチャルでよみがえりさせられたらと思うと、今のうちに「本心」を言っておくべきかな。

だが「本心」を知っても、この世は「生きている」人の世界。死後わかってもどこまで納得できるか、遺された人が本心を知って、その後を幸せに生きれるのかは疑問だ。

「自由死」などは、自殺と同じ。題材にしてほしくなかった。

★池松も妻夫木もいつもとは違う顔に見えた。












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2024年10月26日

ギョ、人間剥製❗️11月T日公開『スマホを落としただけなのに 最終章  ファイナル ハッキング ゲーム』

🎬『スマホを落としただけなのに 最終章  ファイナル ハッキング ゲーム』中田秀夫監督/116分/11月T日より東宝系映画館にて全国ロードショー公開

長い黒髪の美人女性ばかりを狙った連続殺人事件。被害者は落としたスマホから個人情報から、家族や恋人の命まで奪われてしまう。

人の心を操る天才的ブラックハッカーである連続殺人鬼・浦野善治は、ネットでは「神」とまで呼ばれている存在。そんな犯人も刑事の加賀谷学によって一度は逮捕されたものの、刑務所内からサイバー攻撃を企て、警察内の混乱の隙をついて姿を消してしまった。

そんなある日、日本政府に突如として大規模なサイバーテロ攻撃が仕掛けられる。発信元は韓国のソウルで、浦野による犯行だと疑われるが……。

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このシリーズ、どんどん怖くなっている。ミッキーも携帯(ガラ系だけど)をよくなくすが、運良く戻ってきている。今どきガラ系では「年寄りに決まってるから」か悪さはされないが、注意はしている。

映画内容は年寄りにはちょいと難しく、理解できないところもあったが、最後は「愛」で締めくくられていてホッとした。

★前2作に続いて連続殺人鬼・浦野を成田凌が演じ、刑事・加賀谷を千葉雄大、その他に井浦新、田中圭、白石麻衣、原田泰造らが集結。さらに、元「IZ*ONE」メンバーのK-POPアーティスト、クォン・ウンビがヒロイン役を演じている。
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2024年10月24日

『二つの季節しかない村』伏見ミリオン座にて

🎬『二つの季節しかない村』ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、製作、脚本、編集/トルコ、フランス、ドイツ/198

雪深いトルコ東部の村。中年で独身の美術教師サメット(デニズ・ジェリオウル)は、この村を嫌っていたが態度には出さなかった。そのおかげで村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィム(エジェ・バージ)からも慕われていた。

ところがある日、サメットは同僚ケナン(ムサブ・エキチ)とともに、セヴィムたちから身に覚えのない不適切な接触を告発されてしまう。そんな中、サメットは、義足の美人英語教師ヌライ(メルベ・ディズダル)と知り合う。

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ちょっと居眠り💤。ここに出てくる男の人全員に共感できなかった。でも女はいい。片足のない教師も女の子も、良いにつけ悪いにつけ「ブレない」し男の存在など(男が思うほど)当てにはしていない。

この2つしかない季節の山奥の地で「短いけど春も秋もあるよ」と言わんばかりの表情だった。

★2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞。


posted by ミッキー at 21:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする