🎬『ソウルの春』キム・ソンス監督、脚本/韓国/142分
1979年10月26日、独裁者と言われた韓国の朴正煕大統領が側近に暗殺された。
民主化を期待する国民の声が高まる中、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて、同年12月12日にクーデターを決行。
一方、高潔で正義感の強い軍人として知られている首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況にの中で、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するために立ち上がる。
もう随分前に公開された『ユゴ 大統領有故』を思い出した。ハン・ソッキュ(ミッキーは大ファン)主演。その後の出来事が今作では克明に描かれている。
劇場は公開されて2週間だが、50人以上の入りだった。男の方が圧倒的に多かった。
ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを並べて見ると、どうしいてもいい男に目がいってしまうが、反乱を起こすファン・ジョンミンの悪顔がなんとも憎々しくて、うまい役者さんと再認識した。
久しぶりに骨太の韓国映画をみせてもらった。