今週は台風の進路が決まらないので落ち着かないが、今日は名古屋は無事ではないかなッと勝手に判断して伏見ミリオン座に来た。本当に見たいのは『ボレロ 永遠の旋律』だが、時間の都合がいい『エターナル〜』も、『83歳のやさしいスパイ』の監督さんだったから、見つことにした。
🎬『エターナルメモリー』マイテ・アルベルディ監督、製作/チリ/85分
有名なジャーナリストである夫アウグスト・ゴンゴラと、チリの国民的女優でチリで初の文化大臣となった妻パウリナ・ウルティアは。20年以上にわたって深い愛情で結ばれてきた。
自然に囲まれた住み心地のよい家で、読書や散歩を楽しみながら毎日を暮らしていたが、このところアウグストがアルツハイマーを発症し、少しずつ記憶を失っていく。
やがてアウグストは、最愛の妻パウリナとの思い出さえも忘れてしまう時もあって……。
夫は有名ジャーナリストで奥様は女優だから「絵にしようと思えばいくらでもできる」
庶民だったら、こうもお互いに呼応するように「愛している」とは言わない(と、思うが)。
ひねくれ者で夫婦仲のすこぶる悪いミッキーは「もっと、気楽にぼけさせてあげて」と口を挟みたくなった。
★マイテ・アルベルティ監督は『83歳のやさしいスパイ』でチリの女性として初めてアカデミー賞にノミネート。今本でも同長編ドキュメンタリー賞にノミネート。