2024年08月19日

『劇場版 アナウンサーたちの戦争』センチュリーシネマにて

昨日、フランスの俳優のアラン・ドロンさんが88歳でお亡くなりになった。今朝、いつもいく喫茶店で話題になった。常連さん全員が彼のことを知っていた。全員が知っていることは初めて。

🎬『劇場版 アナウンサーたちの戦争』一木正恵、新延明 他 /113分

太平洋戦争中、日本放送協会のアナウンサーたちは声の力で戦意高揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。

1941年12月8日、天才アナウンサーと呼ばれた和田信賢(森田剛)と若手アナウンサーの館野守男(高良健吾)は、ラジオで開戦の第一報を伝えて、国民を熱狂させる。

その後も彼らは、戦地での勝利を力強く伝え続け、国民の戦意を高揚させていく。同僚のアナウンサーたちは南方:占領地に開設された放送局に赴任して、現地の日本化を進めていく。

一方、新人女性アナウンサーの実枝子(橋本愛)は、雄々しい放送を求める軍や情報局の圧力により活躍の場を奪われてしまう。

やがて戦況が悪化すると、大本営発表を疑問視するようになった和田と「国家の宣伝者」を自認する館野は激しく衝突する。

8FDD54C1-0BA4-45B9-8366-49F9B2FA294C.jpeg

NHK総合テレビで放送された同名作品を映画化した作品。テレビでやったことも知らなかった。実在した有名アナウンサーが出てきたり、当時の実写フィルムも出てきたりして見応えは十分だった。

言葉の持ち力の恐ろしさ。軍艦マーチを流すながら報道する戦線状況などを聞いていると、体がぞくっとして言葉の持つ怖さが身をもって体感した。

良くも悪くも今の時代も、何かに煽られたり駆り立てられていたりしていることもあるので、考えさせられた。

★橋本愛さんの柔らかくて落ち着いた声、当時の女性アナウンサーの立ち位置を上手く演じていた。







posted by ミッキー at 11:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする