🎬『めくらやなぎと眠る女』ピエール・フォルデス監督、脚本/フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダ/109分
2011年に起こった東日本大震災から5日後の東京。テレビで震災の生き埋め被害を伝えるニュースをずっと見続けたキョウコは、突然、夫の小村に置き手紙を置いて行方不明に。
妻の突然の失踪に呆然とする小村は、ひょんなことから中身のわからない小箱を、ある女性に届けるため北海道へ向かう。
同じ頃、小村の同僚で中年男の片桐が帰宅すると、人間の言葉をしゃべる大カエルが待ち受けていた。「かえるくん」と名乗るカエルは「次の起こる大地震から東京を守る手助けをして欲しい」と懇願されて……。
村上春樹の小説も映画になった作品も、今まで理解できない部分が多くて好きになれなかった。でもこのアニメ映画はとても良かった。
観たのは時間の都合で吹き替え版。キャラクターの際立った個性的な表情が面白く、魅入ってしまった。字幕版を見た映友さんは 字幕で見るべきの映画だよって教えてくれたのでお盆明けに是非もう一度出かけたい。
★フォルデス監督が「ライブ・アニメーション」と名づける制作技法により、村上春樹の生々しいリアリティを再現。アヌシー国際アニメーション映画祭2022で審査員特別賞、第1回新潟国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞した。
★日本語版を深田晃司監督が演出。俳優の磯村勇斗、玄理が声優を担当した。