🎬『時々、私は考える』レイチェル・ランバート監督/アメリカ/93分
オレゴン州アストリアの静かな港町。人付き合いが苦手な女性フラン(デイジー・リドリー)は、職場と自宅を往復するだけの平穏な日々を過ごしていた。
友人も恋人もいない彼女にとって唯一の楽しみは、幻想的な「死」を空想することだった。
そんな彼女の日常が、フレンドリーな新しい同僚ロバート(デイブ・メルヘジ)とのささやかな交流がきっかけになって、ゆっくりと動き始めるが……。
こじんまりした町の雰囲気がとても良かった。 町の情景を写すカメラアングルが新鮮に感じた。派手が名所もないが、人間らしく暮らせる建物、映画館、レストランなどが点在していて、ここで暮らせたらいいな……と思ったミッキー。
フランの人生がどんなふうに変化していこうとも、町の佇まいに守られて過ごせるように感じた。
人と人の距離がベタベタしていないのもいい感じだった。
★2023年インディワイヤー誌の「注目の女性監督28人」に選出されたレイチェル・ランバート監督。ステファニー・アベル・ホロウィッツ監督による19年製作の同名短編映画を長編映画化した作品。