2024年07月23日
オンラインで SKIPシティ国際Dシネマ映画祭『雨花蓮歌』短編『立てば転ぶ』
🎬『雨花蓮歌』朴正一監督/79分/世界的上映
大学生活を送りながらも、家族関係や友人のさりげない言葉に悩む妹の春美。結婚を考えているが母や周囲から反対されている姉の麗子。姉妹は今までのように何でも話せた時はすぎて、この頃は小さないさをするようになって……。
話好きなお父さん、お料理の上手なお母さん、そしてお年頃の娘さんたち。初めは何の不足もない家庭と思いきや、在日の家族だった。ミッキーの知っている方の家族の会話は韓国語と日本語が入り混じっているが、この家では全部日本語。そのわけもあとでわかる。
映画のストーリー展開は「大袈裟」な描き方は一切ない。ミッキーの知る限りだが真実のことばかり。
姉妹のおばあちゃんの時代、お母さんの時代、結婚を意識した長女の思い、現代っ子の次女の在日の考え方がそれぞれに違うところも理解させてくれた。
🎬『立てば転ぶ』細井じゅん 監督、脚本/48分/世界的上映
小さなスーパーで働くのは、大学生の安達、売れない役者の石川、フリーターの内田の3人が働いている。安達はひたすら面白くもない無駄話をしている。それにのって応酬する石川。内田は一人黙々と仕事をしている。
バイト先だけの関係だが、しつこく話を続ける安達には、彼女なりの理由があって……。
細井じゅん監督の初作品。無駄話、トンチンカンな受け答え、細かいところに妙なツッコミ、等々、見ているこっちが4人目になって首を突っ込みたくなるほど、上げ足取りの連続。
途中、店長さんも参戦、寡黙な内田さんの開き直り…‥時間があったらもう一度観たい作品だった。