2024年07月01日

オンラインでイタリア映画祭『まだ明日がある』『そう言ったでしよ』


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🎬『まだ明日がある』パオラ・コルテッレージ監督、脚本、主演/118分/2023年 

時は戦後、舞台はローマの下町。デリアは、口汚なく、すぐに暴力をふるう夫の妻。年頃の美しい娘と2人のヤンチャ盛りの男の子(この子たちも夫と同じように口汚い)の母だ。

デリアは1日中、家事以外にいくつもの職について少しばかりの賃金をもらっているが、晩には夫に取り上げられる。

そんなデリアの楽しみは、娘のためにへそくりをしたり、市場で女ともだちとタバコを吸うほんの数分だった。

人気コメディエンヌのパオラ・コルテッレージの監督デビュー作で主演をつとめている。

イタリア映画祭の3作品目。3作品とも出だしが「嫌」だった。3作品目のこれも「夫より遅く目覚めた瞬間に平手打ち」

全体的には面白くできているし、最後の着地もお見事だけど……「娘の幸せのために、ここまでするか」と思うあざとい行為をするデリアにはちょっとついていけなかった。

🎬 『そう言ったでしょ』ジネヴラ・エルカン監督/100分/2023年

異常気象で冬なのに50度に達するローマ。

昔、人気のあった元ポルノスターと彼女に夫寝取られた妻。

元ヘロイン中毒の神父とアメリカから亡き母の遺灰を持ってきた妹。

アルコール中毒と闘いながら幼い息子の親権を取り戻そうと必死な女性とその元恋人たちのドラマ。


画面が暑さを表すために黄色っぽいので、みているこちらも暑苦しくなって3回ほど休憩しながら見た。

一番面白いのは「亡き母の遺灰を水洗便所に流す」神父とその妹。

★50°にもなるローマ。救急車やパトカーのサイレンはなかったのが不思議。

posted by ミッキー at 13:19| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする