2024年07月21日

オンラインで SKIPシティ国際Dシネマ映画祭『別れ』短編『だんご』

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🎬『別れ』ハサン・デミルタシュ監督/トルコ/90分/日本初上映

1990年、トルコ東部にあるクルドのマルディン村。ここに息子一家と暮らすハミットは、5年前に亡くなった最愛の妻の墓参を日課としていた。

そんなある日、テレビから流れるニュースによって不穏な空気が漂いはじめる。ハミット一家や村人たちは村を去るか残るの選択を迫られる。

全編静かな味わいのある作品。家族や村人の言葉からは「他人を思いやる愛」に溢れていた。

こんな何もない山奥が戦場になるとは思いたくないが、村人たちは不穏な動きの先にあるものを、今までの経験でわかっているのだ。

★ハミット爺さんの妻の墓参りのシーンは優しさに溢れていた。
★ハミット一家の幸せを願うばかりだ。

🎬『だんご』田口智也監督、脚本、編集/29分/世界的上映

映画盗撮で刑務所から出所した兄・健(沖田修一)は、迎えに来てくれた弟・欽也から生き別れた妹の存在を聞かされた。これから会いに行こうと強引に妹が住んでいる秩父へと向かう兄弟。

途中、若くはないが魅力的な女性からヒッチハイクされた。もちろん同乗させたが話が弾んでいろんなところに立ち寄る楽しいひとときを過ごすが……。

面白い短編。30分ぐらいが一番のに難しい。

刑務所から出てくるお兄ちゃんをタップダンスをしながら待っている弟ちゃん。舞妓姿の古い写真を頼りに妹を探しにいくのだ。やることなすことちょっとピントがずれているが、そこが不思議な魅力になっている作品だった。

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2024年07月19日

オンラインで it SKIPシティ国際Dシネマ映画祭『ミシェル・ゴンドリー DO IT YOURSELF』

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🎬『ミシェル・ゴンドリー DO IT YOURSELF』フランソワ・ネメタ監督/フランス/80分/日本初上映

祖父は発明家、父母音楽家、兄妹も音楽に親しむ一家に育ったミシェル・ゴンドリーは、ドラマーとして参加していたバンドのミュージックビデオ制作で芸術活動をスタートさせた。

その後、歌手のビョークとの出会いを契機に、その独自性を大きく開花させた。彼の才能を認めた人たちによって、ついにハリウッドへと進出する。


このドキュメンタリーは、バンド時代から長年助監督として彼と創作をしてきたフランソワ・ネメタ監督が、ミシェルの本質に迫っている。

『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』の監督さん。まだ60歳前半の若さだ。ミュージックビデオ、短編アニメなどがふんだんに入っていて楽しませてくれた。

★映像と音の変化が絶妙にマッチしていた。
★まだまだ活躍中なのにこんな半生ドキュメンタリーを作ってしまうあたり、すごい自信があるのだろう。





posted by ミッキー at 21:46| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月18日

大スクリーンで体感して!8月1日公開『ツィスターズ』

🎬『ツィスターズ』リー・アイザック・チョン監督/アメリカ

ニューヨークで自然災害を予測して被害を防ぐ仕事をしている気象学のケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)は、故郷オクラホマで史上最大規模の巨大竜巻が連続発生していることを知る。

彼女は竜巻に関して悲しい過去を抱えていたが、学生時代の友人ハビ(アンソニー・ラモス)から頼まれて竜巻への対策のため故郷へ戻ることにした。

ケイトはハビや新しく出会ったストームチェイサーで映像クリエイターのタイラー(グレン・パウエル)とともに、前代未聞の計画で巨大竜巻に挑むが……。

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あっつい夏の午後にぴったりの試写で20人以上の方が集まっていた。ミッキーも待っていた試写だ。これでもか。これでもかとどんどん大きくなったり、形を変えたりと息つく暇もない。

ただ美しいが細い腕の主役女優さんがちょっと野生味が足りない。頑張ってたけど。

それに竜巻多発地帯なのに、建物がケアされていなかった。映画館に地下シェルター作らないなんて。公共の建物にはシェルターがあって当然だと思うけど……。

posted by ミッキー at 07:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする