中学生のユーとミー。ふたりは一卵性双生児の姉妹。生まれた時からずっと、どんなことでも一緒。
隠し事ひとつなく、なんでもシェアしてきた。
食べ放題のレストランだって、話題の恋愛映画だって、一人分の料金で入れ替わって2人楽しんじゃう。
ユーが苦手な数学の追試も、得意なミーが代わりに受けても誰も気づかない。
ふたりに違いがあるとすれば、ミーの頬に小さなほくろがあることくらい。そんな絶対的信頼関係のふたりに、いつもとは何かが違う時間が流れはじめる。
それは、ハーフで色白、肩幅が広くて笑うと八重歯がのぞく素敵な男の子、同級生のマークが彼女たちの前に現れたからだ。
1999年、世の中はY2K問題で世界が終わると大騒ぎしていた年。シェアすることのできない「初恋」という感情に揺れるユーとミー。

ユーとミーを演じるのは、本物の双子? いいえ、新人女優ティティヤーさんの二役、。
ミッキーはユーとミーを一人の女優が演じていたとは驚いたが、ユーとミーの心を奪ってしまう少年マークを演じたアンソニー・ブイサレートに一目惚れしてしまった。
タイ発のちょっとほろ苦い青春映画をご覧いただきたい。