2024年06月14日

6月14日公開映画『オールド・フォックス 11歳の選択』

本格的な暑さが始まった。まだ名古屋は梅雨入り前だが日差しの強さは半端ではない。帽子にひがさの両方とタオル、水が散歩のアイテムになった。

🎬『オールド・フォックス 11歳の選択』シャオ・ヤーチュアン監督/台湾、日本/112分

1989年、台北郊外。レストランで働く父のタイライ(リウ・グァンティン(リウ・グァンティン)と暮らす11歳のリャオジエ〈バイ・ルンイン)は、いつか家を買い、亡き母の夢だった理髪店を開くことを願っていた。しかし、バブルによって不動産価格が上がって、夢は断たれてしまう。

そんなある日、リャオジエは「腹黒いキツネ(オールド・フォックス)」と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)と出会う。シャは優しく誠実な父親とは違い、生き抜くためには、他人を見捨てろとリャオジエに諭すように何回も言うが……、

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台湾の名匠ホウ・シャオシェンのもと、台湾ニューシネマの系譜を継ぐ俊英シャオ・ヤーチュアン監督が、バブル期の台湾を舞台に正反対な2人の大人の間で揺れ動く少年の成長を描いたドラマ。

この一作品で、また台湾映画ファンが増えるだろうな。今年のアジア映画のNo.3には確実に入る作品。少しでも節約しようとガスの元火を消すとか水道の蛇口を少し開けてメーターが上がらないようにしたり……そんな親子の生活が切なすぎて涙。

子役も名子役だが、黒いキツネさんのアキオ・チェンさんに助演男優賞❗️を差し上げたい。音楽賞も差し上げたい。

音楽はクリス・ホウ❗️ 地主シャの集金人のリンお姉さんにユージェニー・リウ。空虚な日々を送る美しい人妻ヤンジュンメイ役を門脇麦が出ている。

posted by ミッキー at 07:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする