2024年06月17日

アニメ2題『化け猫あんずちゃん』『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』を少しずつ

今日はアニメ映画の試写2本あったので、久しぶりに続きで観に行った。

🎬『化け猫あんずちゃん』山下敦弘、久野遥子監督/日本、フランス/94分/7月19日より東宝系映画館で公開。


ある豪雨の日、寺の住職が段ボール箱の中で鳴いている子猫を見つける。その猫は「あんず」と名付けられて大切に育てられるが、奇妙なことに20年が過ぎても死ぬことはなく、30年経った頃には人間の言葉を話して人間のように暮らす化け猫となっていた。そして現在37歳で、名はあんずちゃん(声: 森山未來)。無免許で原付バイクに乗って、マッサージのアルバイトをしている。

そんなある日、親子ゲンカしたまま行方がわからなくなっていた住職の息子が、11歳の娘かりん(声: 五藤希愛)を連れて20年ぶりに寺に帰ってきて……。

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いましろたかしの同名コミックを日仏合作で映画化。アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品されたアニメーション。

山奥の長閑な村で生活している人間とあの世とこの世の中間点にいる化け猫、そして死を招く神、死んだ人たちが三つ巴、四つ巴になって描かれていて、不思議空間を楽しませてくれた。

🎬『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』佐々木忍監督/8月9日より東宝系映画館にて公開。

夏休みが始まってワクワクする野原しんのすけ。でもパパの仕事が忙しくてどこにも行けそうもない。絵日記に書くことがない休みになりそうでしょんぼりするしんちゃん。

そんなある日、現代によみがえった恐竜が生息するテーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープンすることが決まる。念願かなって見学ツアーに招待されたしんのすけと仲間たち「カスカベ防衛隊」は、世界中から注目を集めるディノズアイランドで恐竜たちとの出会いを楽しんだ。

同じ頃、カスカベの河原では野原家の愛犬シロが小さな恐竜ナナと出会う。ナナは野原家やカスカベ防衛隊ともすぐに仲良くなり、思い出を作っていくが、ナナには大きな秘密があった。

そんな中、ディノズアイランドから恐竜たちが脱走して……。

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人気アニメ「映画クレヨンしんちゃん」シリーズの31作目。大人のファンも多くて試写室にはけっこうな人が集まっていた。今は5歳の幼稚園児にも絵日記の宿題があるのか?文字も書けることが前提なのか……。気になった。

迫力満点のストーリー展開はいいが、怪獣たちが渋谷界隈を大暴れしている映像では、よく見かけるビルがぐちゃぐちゃになっていて、けっこう激しい設定。のんびりモード?でクレヨンしんちゃんを楽しんだ頃が懐かしく感じた。


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2024年06月15日

6月14日公開映画『ラーメン赤猫』

🎬『ラーメン赤猫』清水久敏監督/65分/名古屋109シネマズにて

猫だけで経営する「ラーメン赤猫」にアルバイトの面接を受けようとで訪れた若い女性・珠子(声:折原くるみ)は、店長文蔵(声:津田健次郎)の質問に「猫よりも本当は犬が好きで……」と答えた正直さが気に入られて、即、採用された。

しかし、そんな彼女が与えられた仕事は「猫たちの毛繕いのお世話係」だった。

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暑い暑い一日が終わって、6時半に週に1、2回行く洋風定食屋さんで魚フライ定食を食べた。iPadで109シネマズで何かやってないか調べたら、ちょうど7時50分から『ラーメン赤猫』という1時間ぐらいのアニメを見つけて、そのまま歩いて109シネマズへ。

猫が経営するラーメン屋なんて、どんなのだろう。アニメにしかできない。雇われた人間の女の子は、猫たちの毛繕いをする仕事。

一匹一匹彼女のいる部屋に「今、いいですかー」といって入って来て「うーーん、気持ちいい、疲れが取れるー」と言って大満足している。みんなラーメンに毛が入らないようにすごく気を張って仕事している様子。

「今まで、どうしていたのですか」と彼女が聞くと、「今までは仲間同士でやってたけど、相手もきっと疲れているだろうとかタイミングが合わなかったりして、けっこう気を使っていたんだよ」と話している。

なるほど、猫には猫なりの事情があって納得。声の出演も文句なし!

★原作は、集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」連載の人気漫画のテレビアニメ。「ラーメン赤猫」で働くことになった唯一の人間の珠子が、店員の猫たちと過ごす毎日を描いている。

★2024年7月の放送開始に先駆け、テレビアニメ第1〜3話を「2週間限定」で劇場公開された。

posted by ミッキー at 12:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月14日

6月14日公開映画『オールド・フォックス 11歳の選択』

本格的な暑さが始まった。まだ名古屋は梅雨入り前だが日差しの強さは半端ではない。帽子にひがさの両方とタオル、水が散歩のアイテムになった。

🎬『オールド・フォックス 11歳の選択』シャオ・ヤーチュアン監督/台湾、日本/112分

1989年、台北郊外。レストランで働く父のタイライ(リウ・グァンティン(リウ・グァンティン)と暮らす11歳のリャオジエ〈バイ・ルンイン)は、いつか家を買い、亡き母の夢だった理髪店を開くことを願っていた。しかし、バブルによって不動産価格が上がって、夢は断たれてしまう。

そんなある日、リャオジエは「腹黒いキツネ(オールド・フォックス)」と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)と出会う。シャは優しく誠実な父親とは違い、生き抜くためには、他人を見捨てろとリャオジエに諭すように何回も言うが……、

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台湾の名匠ホウ・シャオシェンのもと、台湾ニューシネマの系譜を継ぐ俊英シャオ・ヤーチュアン監督が、バブル期の台湾を舞台に正反対な2人の大人の間で揺れ動く少年の成長を描いたドラマ。

この一作品で、また台湾映画ファンが増えるだろうな。今年のアジア映画のNo.3には確実に入る作品。少しでも節約しようとガスの元火を消すとか水道の蛇口を少し開けてメーターが上がらないようにしたり……そんな親子の生活が切なすぎて涙。

子役も名子役だが、黒いキツネさんのアキオ・チェンさんに助演男優賞❗️を差し上げたい。音楽賞も差し上げたい。

音楽はクリス・ホウ❗️ 地主シャの集金人のリンお姉さんにユージェニー・リウ。空虚な日々を送る美しい人妻ヤンジュンメイ役を門脇麦が出ている。

posted by ミッキー at 07:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする